旅館の部屋で食べるお菓子は特別だ

旅のお供に連れて行ったジャックフロストです。ぬい撮りってものに一時期ハマっていたのですが、素材的になあと悶々とした結果、この手の小さめフィギュアに行きつきました。とはいえ、たまにしかやらなくなりましたがね。

さて、先日に北陸と東北にいきました。珍しく人と一緒にいく旅です。一人旅の下見に近い感覚で人と旅行をするのはどうにかした方がいいと思いつつ、ついそんな気持ちになっている。逆に、一人旅だとそんなことを思わないのが不思議です。単に性格の良し悪しの問題な気がしてきた。

私が旅行で、というより、旅館で一番好きな時間がずばり、座卓にあるお菓子を緑茶と一緒に頂く瞬間です。旅館ごとに出しているお菓子が違うし、これがこの旅館の推しなんだなあと思うとどれどれこれはいかほどのものか、という気持ちがでてくるのだ。

旅館に着いた瞬間から、そこで働く人から全力のサービスを浴びる。それはとても有難いし、心も温かくなるのだが、ちょっぴり疲れることもある。そんなに気を遣わないでいいのに!と、客なのにサービス提供側の気持ちに寄り添ってしまうのです。これぞサービス業経験の弊害。あと、格式高い空間にいると自然と緊張しますしね。設備を壊さないようにしないと、みたいな。ああ、安宿にしか泊まっていない弊害。

そんな緊張感を座卓のお菓子と緑茶は癒してくれる。どんなもんだ?という試すような気持ちを溶かしてくれる。今日はちょっとゆっくりしていいんだよ、とお菓子から言われるような気がして、一気に肩の力が抜ける。小さなウェルカムお菓子にはそんな力があるのです。

あ、写真の二つとも美味しかったです。にこにこしちゃった。

@chihane19
つらつらと。