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突然豆類のおやつを食べたい時がある。無心で豆をもぐもぐしたい。ネズミになったかのように、ぱりぽりしたい。
ということで、一粒食べたらやめられない豆菓子を買いました。スーパーで見かけた時、お安くなっていたから嬉しかったですね。特別価格みたいな文字を見ると心が躍る。
お酒と一緒に楽しもうかなと思ったんですが、気づくと飲み物なしにぱりぽりしてしまう。それが豆菓子だ。ただし、時折むせるのでその時はお茶を飲んで一息入れる。そしてまた無心で豆菓子を貪り食うのだ。
食べ物屋さんでおつまみとして豆菓子がでたらちゃんと酒のつまみにするんですけどね。どうして家だと無心になってしまうのか。袋の口からざらりと口内へ豆菓子を一気に投入することはしない。一粒一粒、人差し指と親指でつまんで口に放り込むのである。そうしてぱりぽりタイムスタート。噛めば噛むほど心が凪いでいく。
あ、甘納豆でもほぼ同じことをします。粒の小さな甘納豆だとつまみづらいんですが、絶対にまとめて口に入れることはしないですね。これ、小さい時からずっとそうなんです。なんかのこだわりから来ているんだろな。
しょっぱいけど甘い。適度な硬さ。噛み締めると時折きゅっきゅと鳴く。これがいい。豆菓子はこういうところがいいのだ。変に気を衒うことなく、昔ながらの姿をそのままにいつも私に見せてくれる。安堵と共に咀嚼を続ける。ああ、落ち着く。
案外脂質高いなと思ったので、一度に食べる量は調整しないとな。美味しいから気づくと一袋全部なくなるのでね。