ロボットと言われると、まず先行者を思い出すあたり私はインターネットに脳みそをやられている。自覚はある。何せ私は古のテキストサイトに憧れた人類なのだから。あと先行者が通じる人に出会うと猛烈に嬉しくなる。脳みそをやられているの、私だけじゃなかったんだって。薄暗い楽しみ方ですね。
次点で思い出すのはペッパーくんかな。特に項垂れてるやつが怖かった。フラグを立てると攻撃してくるだろうなってずっと思ってたし、今でもそう思ってる。あんまりセーブポイントっぽくないよな。人類よ、これがゲーム脳である。
なんて、ロボットに対する特大級の偏見に満ちた目を持っていた私ですが、配膳ロボットが台頭し始めてから柔らかな気持ちになりつつある。可愛いんですよね、あやつら。あの細長い子たちがウロウロしているのを見ると応援したくなる。多分猫耳がついているのもでかい。それだけで全て許せる。しかもにゃーっていうし。許すしかないじゃん。なお、これがわんわん鳴くロボットでもにこにこする。
動物のロボットは癒しだって認識があるからだろうか。私は直接触れ合ったことはないが、アイボってやつもきっとめんこいに違いない。あれは配膳しないけどね。いるだけで可愛いからいいんだよ。可愛いは世界を救う。
ぬるりとやってきてごはんを人間に取らせる配膳ロボ。いいじゃん、可愛い。他のテーブルの人も「お、きたきた」みたいになってるから場が和むんだよな。実際、私も和んだ。お、きたきたってなった。よく頑張ったね、ありがとうみたいな気持ちにもなったな。
不思議なんですよね、配膳ロボット。便利で可愛い子。これからも末永く見守りたいもんだ。