猫の舌と同じ感触だ

ちょっとお値段高めのたわしが欲しいなと考えてからどれだけの時が経っただろう。お高めのたわしを見る度に思い出して「今じゃなくてもいいか」と買わない。そうやってちょっと値が張るものを買わないで生きている。

さて、そんな私であるが猫に関するグッズや食べ物に関してはちょっと違う。猫にとって良いものであれば少しばかりお値段が高めであろうと即決即断。猫が健やかにおうちで暮らしていくために人間は労働しているのです。

なんて言いつつ、悩むアイテムだってある。それは寝床に関するもの。猫用のベッド、買っても気に入って使ってくれるかは未知数です。去年、ちょっとお高めの猫用ベッドを買ったんですが、一年ほど猫のおもちゃ入れと化していましたからね。今年になって膝掛を埋めてみたらやっと使ってくれたのですが、今はこたつに負けています。やはりこたつは正義なのだ。猫は飼い主の下心を正確に読み取り、翻弄する。そういう所がたまらないんだ、猫。

そんなこんなで今年は猫のブラッシング用のたわしを買ってみました。ブラッシングは好きだし、触った感じも硬すぎないからきっと気に入ってくれる、多分きっと。店員さんも大人気ですって言ってたし。きっと大丈夫だと、どきどきしながら使ってみたところ、珍しく大好評。気持ちよさそうに目を細めているところをみて飼い主は胸を撫でおろしたのです。

そうそう、人間用のたわしはやっぱり買っていません。買い忘れたんです。さあ、果たして私はいつお高いたわしを買うのだろうか。それは神のみぞ知る。

@chihane19
つらつらと。