幼い頃、食べられなかった魚のトップにいた鯖。アレルギーなどではなくただの好き嫌いの問題です。青魚特有の臭みがどうにも苦手でね。でもマグロとか秋刀魚は食べられたし、むしろ好きだった。青魚って知ったのも大分後だった。
鯖、サバ。こいつのことは酒を飲むようになってから自然と食べられるようになったな。鰯なんかも同じく。不思議だなあと酒を飲みながら思ったもんです。そうそう、最初に鯖寿司が美味しいなって思ったのはお酒を飲みつつの焼き鯖寿司を食べた時でした。あれは本当に美味しかったな。お酒にもよく合ったしね。
ということで鯖寿司を買いました。しかも焼いてあるやつ。食品ロスになりそうな食べ物のレスキューができるアプリに通知がきてさ、鯖寿司だいいねってことで購入。普段はサラダ系しか買わないのでちょっぴりドキドキしたのは内緒の話です。
鯖寿司ですが、ラップでみちみちになっていて、ふかふかしっとりとした感触がわくわくとした気持ちを募らせる。その湧き上がるテンションのままに鯖寿司をラップから解き放てば、鯖の部分がこんもりと山のようで可愛らしいとにっこり。鯖寿司は可愛いねえ。こんな可愛らしい寿司を今から食べていいなんて、私は幸せだよ。
まあ、平日なので酒はお預けですがね。
少し温めた方が美味しいとのことで、レンチン。温めることで鯖がジューシーになる。しかも、鯖の下に敷いてある紫蘇とガリも香り豊かになって舌が歓喜する。ああ、ノンアルのハイボールを用意しておけばよかった、なんて思う頃には完食しているから笑ってしまいました。