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エビのことは好きなんですが、調理が面倒なんですよ。愛憎の食材、それがエビ。
以前、某webメディアで見た辛いカレーレシピを元にカレーを作った際、生のエビを調理したんですよね。ちゃんと背中の黒いやつもとった。お酒や片栗粉でもみもみもした。気が狂うかと思った。数が多くてさ。あと、普段やらない作業なので、あっているのかが少しも分からずに不安っていうのもあった。この時は無事にカレーを作れたし、臭みも残らずにほっとしたけれど、生のエビに対する愛憎はしっかりと私に根付きました。
かと言って、シーフードミックスもちょっぴり高い。高いものを買うのであれば、生のエビを調理する方がいい気がするものの、また、あれをやるのか、ぐぬぬ。実は黒い部分をとる作業は好き。なんか面白いじゃないですが。絹さやの筋とりの感覚に近い。上手くぴっととれると一人でドヤ顔をしてしまう。でも途中でぷちっとなると悔しくなる。やはりエビは愛憎の食材。
さて、中華街でエビチリを食べたのです。家で作らない料理をお店で食べるのが大好き。先にも述べた通り、エビをあまり買わないもんで、中華合わせ調味料にも縁遠い。でもとても好きなんです、エビチリ。ご飯にもパンにも合うじゃないですか、エビチリ。私はエビチリをコッペパンに挟むのが好き。
ぷりぷりのエビが甘くて辛いチリソースを纏っている。考えただけで食べたいし美味しい。人目を気にせずガッと食べたい。それくらい好き。中華料理で一番好きかもしれない。
愛と憎しみのエビ。いつか憎しみが昇華する日はくるのだろうか。