もっちりという言葉に惹かれてしまった。もっちり食感のまんじゅうは絶対に美味しいものだと理解しているからね。本当は濃い緑茶に合わせたかったが、気づいたらなくなっていた。美味しかったんです。
にしても、まだ桜関連のお菓子が売ってるとは思わなかった。鮮やかなピンクに目を奪われて、情報を頭の中で処理するのに少し時間がかかったな。あれ、まだ残ってたのかって。職場近くのコンビニは商品が入れ替わってほぼ抹茶に侵食されたからさ。
ちょっと前まではあんなにもたくさんのピンク色の鮮やかなパッケージのお菓子が棚に並んでいたのにな。昨今のメインはつやつやした緑色。そういえば外も気がつけば新緑が増えてきたな。コンビニで季節を感じ取って、外で再確認する。そういえば暖房をつけなくても部屋でのんびりできるようになったなあ。昼間なんて暑いなって時も増えてきた。
桃色の季節は通り過ぎて、青々とした葉っぱ達と、色とりどりのお花がぐんぐんのびのびする季節だな。一応、これから八重桜の時期ではあるけれど、薄い紅色の季節はやはり通り過ぎた印象。いつの間にか手にしている抹茶のお菓子と共にそんなことを考えたのはつい最近。だからこそ、まだ「ここにいるよ！」と主張してきたピンク色についつい目が行くのも仕方がない。
ピンク色のパッケージは可愛いしね。それに、まだまだ桜を楽しみたかった気持ちもある。
桜という頭文字のつくお菓子は美味しい。ほんのりとした苦味があるのがいいのよな。春そのものじゃないですか。肌寒さを残す柔らかな季節。そんな春を思わせる桜味のまんじゅうを食べて、青々とした葉がしげる桜の木を思うのだ。