定期的に夕飯を作るのが面倒になる。なんでそんなことしてるんだって。生きることは食べることだから、食べなきゃどうにもならんことは分かっている。分かってはいるけれど、面倒なものは面倒なのだ。
というときに、チェーン店の牛丼屋さんに行く。しかもなぜか牛丼以外のものを食べる。私は豚丼が結構好きなんだ。あとはハンバーグ定食とか。サラダや味噌汁がついてくるのって嬉しい。家でこれを用意する手間を考えると本当に助かる。てかこんな安くていいのとも思う。
そして今回は嬉々として親子丼を頼みました。私はチェーン店で親子丼を見ると嬉しくなって頼んでしまう性質である。もともと鶏肉が好きなんだよね。だから親子丼が大好き。できれば親子丼を通年で出して欲しいと思うほどには好き。
実は今回、お月見を意識した目玉焼きが乗ってるハンバーグ定食と悩んだりもした。でもやはり、てりてりの親子丼の魅力に打ち勝つことはできなかった。親子丼のてりてりは息を呑む美しさよ。いつまでも見つめていたい。ああ、でも乾燥しちゃうから早く食べないと。
よく考えたら親子丼って黄色いし、丼は上から見たら丸いからお月見では?となる。つまり私はお月見をしたと言っても過言ではない。お月様を胃に収めるお仕事をしただけだ。美味しいね、お月様。
帰り道、見上げた空には食べたはずのお月様がいました。まんまるできらきらで、いいものを見たなあなんて思わせてくれた。お月様、もとい、親子丼、美味しかったです。