
動物の肉球は尊い。綺麗に、スタンプされたかのように、肉球の形が残っているのを見ると拝みたくなる。可愛いという感情が突き抜けると拝みたくなるのはなんなんだろうね。たまに口に含みたい、という方向に行くこともあるけど。
そんな複雑な感情を昇華できるのが肉球の形を模した菓子だと思っている。
今回食べたのはカステラ生地に黄味あんとチョコクリームが入ってる焼き菓子。もちろん、表面にはぷっくりとした猫の肉球がついている。このお菓子は見ているだけで幸せになる素敵なやつです。
肉球部分をつつくと、まるで本物の猫の肉球のよう。本物の方はつつきすぎると叩かれるので、猫の機嫌を見極める必要がありますが、お菓子は何もしてこないので安心してつつける。ただ、強くやりすぎると凹んでしまうのでそこだけ注意しなければならない。ああ、柔らかい。平日のお昼。オフィスで仕事をする私にとっての癒しはここにある。
今回は黒い子を買ったので、近々白い子も買いたい。でもコンビニになかった気がするんだよな、白い子。てなことで、名残惜しいですがお菓子を食べます。本物の肉球を口に含むのはよくないですからね。衛生的な意味と、猫からの信頼度減の意味で。
実は最初、チョコクリームが入ってるとは思わなかったんですよね。パッケージの文字をよく見ていなかったもんで。まあきっと白い方と同じ味だろうと思ったらチョコの味がして驚いた。そんでもって、黄味あんとよく合うもんだから嬉しくなっちゃった。ちょうどコーヒーを飲んでいたから余計に心が踊っちゃうよね。生地もしっとりしていて、あんとの相性がよかったや。
犬の肉球を模したお菓子もあるのかな。今度探すか、と思いながらのご馳走様。よきおやつでした。