コミケの時に差し入れでサブレを頂いた。鳥類を模したサブレです。正式名称に伸ばし棒がついているタイプのサブレ。
もったいないお化けが常に背後にいるので、いつもの私はこのサブレを食べるのを躊躇していたのですが、今回は食べました。珍しい。一週間くらいで食べちゃうなんて。とはいえ、まだ一枚ストックはある。今回複数枚を頂いたのでさっさと一枚食べちゃったのです。
動物の形をしている焼き菓子って輪郭があいまいで可愛らしい。たまにしっかりとした形のものもあるけれど、そういうものでも物体と空気の境目がふわふわしているように感じる。なんだろうな、クリームが塗られていないからか?クリームが塗られていると、途端に境目がはっきりするのが不思議。(故にシフォンケーキはクリーム部分だけはっきり見える感覚がある。)
そんな曖昧さが好きなのかもしれない。無論、美味しいからってのもあるけれど、何となくの形で猫とか熊だと思うことができて、その可愛らしさににっこりできる。動物の形の焼き菓子はそんな可能性を秘めている気がしてならないのです。白黒はっきりつけなくてもいいのよ。愛らしくて美味しければ、それだけで十分だ。
でも鳩のサブレは鳩って分かるんだよな。すごいよな。もしかしたら幼いころからの刷り込みかもしれないけれど、見た瞬間に「鳩だわあ」ってなる。しかも美味しい。納得感のある美味しさなんだよね、これ。ちなみにばきばきに砕いて食べるのが好きです。掌より大きめサイズの動物の形のお菓子はそのまま齧ると捕食者みたいでちょっぴり罪悪感があるのでね。
さて、あと一枚残っているサブレをいつ食べるのか。こうご期待。