ふかふかつやつやのねこ。温度もそうだけれど、触り心地もいのちを感じる。
最近のねこは甘えん坊さんです。撫でてモードが長いので飼い主はとても嬉しい。朝もわざわざそれを見越した時間設定をしています。じゃないと「は? なんで満足してないのに撫でるのやめたの?」って顔をされるからです。繊細な飼い主の心はそれだけで砕けるのだ。飼い主は猫の拒絶がこの世で一番の絶望です。
さて、ふわふわ。ふわふわはいいもんです。以前買ったミッフィーちゃんのふわふわぬいぐるみも、ふわふわのひざ掛けも、ふわふわ(だったものの洗濯が下手でそこまでふわふわじゃなくなった)フリースも。全部全部愛おしい。ふわふわに触ると心が豊かになりますからね。科学的な根拠は一切ありません。あくまで体感の話というどこまでも曖昧なやつ。とはいえ、ふわふわに触れたり、包まれるとすごくすごく安心するからきっと何かしらの癒しの波動が体をいい感じにしているだと思っています。
それにしてもふわふわ。基本的には心落ち着く場にしかないと思っているんですよ。特に家とかね。そういうとこにあるもんです。あとはホテルとか?間違っても職場にはふわふわなんて常備されていない。自分で持ち込むならまだしも……と思っていた時期が私にはあった。つい最近までそう思っていた。
完全に盲点でしたよ。新品のカーペット!新品だとあんなにもふかふかふわふわなんですね!週末に全部入れ替わっていたらしく、ぼんやりとオフィスのある階に行ってびっくりしちゃった。足の裏がすんごい幸せでした。でも同時にふわふわを踏みしめる罪悪感もあってね。人間ってば複雑。いずれあのカーペットはつるつるの平坦な子になってしまうので、今のうちにふわふわを堪能しようっと、なんて考える不良社会人なのでした。