友人と酒を飲んでいる時、一時期豚キムチを作るのにハマっていたという話をした。その時に飲んだ酒はバイスサワーととうもろこしのひげ茶サワーだった。こういうどうしようもない記憶を、私はいつまでも覚えている。
さて、豚キムチを作ることにハマるということ。これ本当にめっちゃよく分かる。定期的に「キムチ、炒めるか」って気持ちになるんだよね。
料理のルーチンってもんがあるじゃないですか。和食、洋食、中華、また和食、イタリアンを挟んで中華、みたいな。あまりにも規則的すぎると飽きるので、ぐちゃぐちゃのルーチンにするようにしている。多分きっと、ある種の規則性はあるだろうけど。その中に「キムチを使った何か」というものがある。なお、私は韓国料理が作れない（正確には、脳内に再現性可能なレシピがない）ので、雑に「キムチを使った何か」と表現している。
まあ、突き詰めると私が作る料理は全部もどきなんですけどね。言い出すときりがないのだ。
さて、豚キムチ。私が自宅で作るときはキャベツや白菜、もやしと一緒に作ることが多い。ニラはなんとなく買わない。この理由はそこそこ明確で、私が普段からあまりニラを使った料理をしないからです。外では食べるんですけどね、ニラ好き。（あれなんです、料理が下手なもので好みのニラの硬さにできないから……炒めると、という理由。）葉物やもやしとキムチって相性いいですよね。無論、豚肉との相性は言わずもがな。個人的には鶏肉と炒めるのも好きなんだよね。
お店で頂いた豚キムチは本格的なキムチを使っているからか辛かった。でもしっかりと旨味は辛さの中にいるから箸が止まらない。もちろん、お酒もね。近々、また辛いものが食べたいなあなんて思わせるお味でした。