クリームシチューの話ではない。
そうさ、私は白子の天ぷらを食べました。この冬の勝ち組とは私のこと。白子を食べるとバフかかって強くなる気がする。カニも同じく。
さてはて、白子の天ぷらを食べるとテンションが上がります。これ、自分で作れない料理の上位クラスなんだな。珍味ってどう扱えばいいのかわからん。ぐぐったところで自信がない。下手すると生臭くなってしわちゅうみたいな顔になりそう。せっかくの白子をそんな目に遭わせたくないんだよなあ。
でも私は白子の天ぷらが食べたい、たべたい、たべたい!となるとお店にゴーしかないわけです。お店でカラッと揚げられた白子を食べる贅沢よ。これは日本酒といただくのが一番ですな。ノンアルだと麦茶。麦茶はなんにでも合うから優秀。
白子の天ぷらですが、私は塩でいくのが好き。天つゆでいくのもいいんですが、あえて塩がいい。酒に合わせるなら塩。ご飯と一緒にいただくなら天つゆ。これ、白子に限らないんですがね。衣を纏った白子を噛むとじゅわりととろりと濃厚な味わいが舌に広がる。塩の場合は甘みを添えて、天つゆの場合は出汁とのマリアージュが。いつまでも味わっていたいけれど、飲み込まなければならない。それが切なくも愛おしい。この濃厚な味を体内に吸収する喜び。ああ、もう一ついただくね。
と、珍味はこんな心持ちになる。特に白子はね。ホルモンだとまた違う気持ちになるんだよな。あっちはもっと戦いに近い。いや、でも飲み込む時はやっぱり恍惚の心持ちかもしれない。
冬限定の味わい、あともう少し楽しみたいねえ。