猛烈プレッシャー型のおすすめから逃れたいたけのこ

「このソシャゲ、絶対に好みだと思うの、シナリオも文章も!だからやってみてよ!」

あんまりオタク仕草、という言葉を使うのは好ましくないのですが、昨日それを猛烈に浴びてしまい疲弊したのでちょこっと吐き出し。自戒も込めて。

さて、私はここ数カ月連続で、最近といってももう何年も続いている人気ソシャゲをやってみてよ、というお誘いを受けています。そのソシャゲのタイトルは女性向けタイトルに疎い私でも知ってるもので、シナリオがなかなかに良いと言われていることも知っていました。ただ、当方は非常にひねくれもののため、流行ってしまったものに手を付けるのは「つまらない」と手を付けないことが多く、今の今まで来ています。本当に興味があれば自発的にやりますしね。そして、そんなソシャゲにドはまりしている友人からの「これを機にやろうぜ!」という猛烈な勧誘に少々辟易する日が来ようとはつゆ知らず、私は気になることを調べ、本を読み、カビゴンにごはんをあげるために早寝をし、いろいろ書き物をする日々を送っていました。(まあ、早い段階で勧誘は受けていたのですが、のらくらとかわしていました。私の性格を知っていれば、これ以上何かを言うことはないだろう、と)

先日、私は昨今急激にバズった映画見に行きました。これは珍しく流行りものに乗っかった形です。もともと好きそうなお話だったから興味もあったし、みたらまんまとハマった感じですね。んで、件の友人とこれを見に行ったんですよ。もうね待ち合わせの段階からおすすめソシャゲの話ばかり。しらんがな。今から見に行くのはソシャゲの映画じゃないんだぞ、と思ってチクりと一言言ったりもしましたが、猪突猛進の友人にはまったく響かず。とはいえ、映画さえ見れば落ち着くかなと思ったのですが、それは私が甘かった。何せ、そのソシャゲにはまっている友人は一人ではなく二人いたのですから。

映画を見た後、お茶をするための移動中には映画の感想を言い合い、私もすっかりソシャゲのことを忘れていたのですが、もう途中からね、感想の合間に「そういうのが好きなら、このソシャゲのことはきっと好きだよ!」「●●のような関係性が好きなら絶対にハマるのに……ついでに君の考察も聞いて二次創作も読みたいなぁ」などなど、私は今日ソシャゲの話をしにきてないのだが?というレベルで会話の合間合間にサジェストが組み込まれる地獄。いやね、確かに気にはなるんですけど、そこまで圧が強いとちょっと……という空気を全く察してくれない友人たち。私との付き合い何年目でしょうか?いや、でもこれは私の察してちゃんが悪いのかもしれませんね。

ただ、落ち着いてくれ。

そんなに圧をかけられると、そのソシャゲに悪印象を持ってしまう。

多分、友人の片方はそれに気が付いたような気もします。多分ね。もう一人は最後までずーっと、会話の合間にソシャゲのここがいい、シナリオが最高、きっと君も好き、なんならこのカップリングが好きだろう、ほら実際にゲームに触ってみて、ああ君がかいたこのカップリングが読んでみたいな、などなど。

し つ こ い!!!!!!!!!!!!!!!

う る さ い!!!!!!!!!!!!!!!!!

一言もやるだなんて言ってないし、二次創作をするとも言ってないだろが!!!!!!!!

これ、わが身を振り返り、同じことをしていないかなって思うとぞっとしました。覚えていない=やっていないじゃないんでしょうね。これはオタクの悪癖だとつくづく感じているのですが、おすすめの作品を布教したいがあまり、他者が引くレベルで何かを言ってしまうんですよね。しかも本人は「善意」として自身の行動をとらえているから余計に厄介という。

この手が効く相手もいるでしょう。ただ、全員が全員、そうじゃない。そうだ、営業の手法と同じなのですよね。押してダメなら引いてみるのも手だ。

少なくとも映画を見た日は、ソシャゲの話を聞くために集まったのではないのですよね。そもそも、そんな布教メインのお茶会であれば私は行かなかったです。強制力のある不況ほど害悪なものはないと私は思っているため。あの時、私はあまりにも面倒になって「落ち着いたらやるね」と言いましたが多分やらないです。多分、やってしまったら今度はもっと面倒な問答が発生するのが目に見えているので。そして本当に申し訳ないのですが、そのソシャゲを過度に好んでいる人のことすべてが苦手になってしまっています。(潜在顧客を一人逃したことになるんですよね、これ。もったいない)

善意からくる過度な布教ほど厄介なものはない。そんなことを感じる今日この頃でした。

@chihane19
つらつらと。