秘伝のしみじゅわ

これはホテルの朝食のフレンチトーストです。美味しいに決まってんだろと思って注文したらやっぱり美味しかった。「絶品」と書いてある言葉に偽りはなかったのです。

ふわふわしっとり、じゅわりとしたフレンチトースト。卵とミルク、バターとメープル。言葉にするだけですでに美味しい。今回のはデニッシュ生地だったので、しみしみ具合もしっとりじゅわっと感も最高でした。でも変に水っぽくなく、染み込ませる時間を熟知していることがよく分かるしみしみ。しかもそのお陰か、耳の部分も簡単に切ることができたので、思わずキッチンに向かって拝むところだった。やはりプロはすごい。金を払いたい。

普段の生活でそんなにフレンチトーストというものを作らないからか、出先で見かけると頼んでしまいます。そんでもって食べるたびに、その店独自のレシピ、材料によって作られているんだなあと感心してしまうのです。以前どこかの記事で、卵液に染み込ませる時間で出来上がりがかなり異なるみたいなのを読んだので、お店ごとに秘伝のあれそれがあるんだなと思ってしまう。そして成果物を体内に放り込める幸せよ。その秘伝が私の血肉になるのだ。

ちなみに私はフレンチトーストにはメープルシロップがいいと思っている派です。蜂蜜でもいいのですが、卵・ミルク・バターでこっくりしたパンに蜂蜜だとパンチが強すぎる気がして。メープルシロップも主張強めなんですけど、どうしてこう感じるんだろうな。最初にフレンチトーストを食べた時にかけたのがメープルシロップだったから、刷り込みでこんなことを思っているのかもしれない。

とはいえ、お店では付属のもので美味しく食べるのが流儀。今回も美味しく、お腹におさめましたとさ。めでたしめでたし。

@chihane19
つらつらと。