私は甘いミルクティーを飲むと若返るなあと思ってしまう。ちなみに、リプトンはミルクティーに限らず、レモンティーやピーチティーでも思う。一気に心が高校生になる。500mlの紙パックにストローを直接刺して飲むと、心が十代になるのでおすすめです。
きっと、今の時代に女子高生をやる方が大変だったろうなと思っている。やれ、LINEやらSNSやら。既読無視するとうんたらとか、もうね、孤独街道が目に映る。下手するとちゃんと見ないといけない連絡すら見なくなりそうなので、一昔前に女子高生という時代を終えることが出来て良かったのかもしれない。それぞれの時代に合った女子高生であればいいのだ。
各時代の学生に、それぞれの思い出のパーツがあり、同年代とはその話で盛り上がるもんだ。無論、地域差はあるだろうけど、一旦それは脇に置いておく。私の場合、パーツはずばり紙パックの紅茶だ。コーヒーではない。紅茶であることがポイントなのだ。あの頃、私達はフルーツティーを飲んで教室でダベるのがステータスだった。部活動の休憩に紙パックの甘い紅茶を飲んで笑いあうのが「私達の姿」だった。季節限定の味がでると、こぞってその味を買ってはやんやと話した。それが、高校生の頃だった私の思い出。それを思い出すためのパーツが甘い紅茶だ。
きっと、黒糖烏龍ミルクティーが思い出のパーツになる人もいるんだろうな。私の場合、タピオカに関連するミルクティーの思い出は前職と紐づいてちょっぴり苦くなる。でも、甘さがその苦さを凌駕して、心を十代に戻していく。きっと、私がおばあちゃんになってもそうなんだろうな。