ずっと気になっていた路地裏っぽいとこにある小さなコーヒー屋さんのテイクアウトコーヒーを買った。本当はアフォガートが食べたかったのですが寒くて流石に無理だったので大人しくコーヒーにしました。あったかいコーヒーはいいもんですね。
さて、コーヒー屋さんに限らず、路地裏の小さなお店というのは吸引力がある。なもんで思わず気になってしまいます。
路地裏は好奇心が刺激される面白い場所です。辿り着く先がどこなのか検討もつかない。秩序があるように見えて突然そんなことはなくなる。いきなり人がでてきてすれ違う。猫がいたり、見知らぬ草花がもっさりしている。知っている町のはずなのに迷路に迷い込んだかのような心地がするのが路地裏だなと思う。
そして、そんな路地裏にあるお店が「あたり」だったらやっぱりね、と思うし、そうじゃなくても「楽しかったぜ、なにごとも経験」ともなる。独自性のあるお店も多い印象がありまね、路地裏って。チェーン店はチェーン店で無駄を排除された秩序ある美しさがあるのですが、路地裏のお店はお店ごとにルールがあって、それがまた面白い。そのルールに反することがなければ居ることを許されるのは少しばかり緊張するけれど楽しい。やっぱり路地裏はいいもんだ。
最近、私生活でちょっぴりあれこれむーん、という出来事があってですね。なるべく気持ちを上向きにしようと思って散歩するようにしています。無心で歩くと大抵のことがどうでもよくなる性質なもんでね。そんな時のお供に最適なのはコーヒー。コンビニのコーヒーもいいけれど、路地裏のこだわりコーヒーも捨てがたい。その日の気分に任せて、ずずずと啜って歩くのです。