カニを見ると挙動不審になる。そう、なぜなら高価なものだからだ。高価なものをみるとどうしていいか分からなくなる。私は庶民なのだ、許してほしい。
さて、北の大地の物産展で花咲カニの鉄砲汁を見つけたのでウキウキ気分で食べました。カニを見ると挙動不審にはなる。だが、調理済みの汁物になると話は別です。汁物であれば私であっても手を出せる。屁理屈だってのは分かっている。でも、美味しくて高価なものをきちんと調理できる自信がないんだ。
カニという生き物の種類を詳しく知らないとんだな、と今回の汁物を買って思った。私はズワイガニとタラバガニと台湾のカニとサワガニしか知らない。サワガニの唐揚げをいつか食べたいなと思っているのでお店の情報をいつでもお待ちしています。
こんなに身がたっぷりだよ、とおすすめされるとワクワクにソワソワも入り混じって涎が出る。多分目が輝いていたな違いない。少しばかり恥ずかしいが許して欲しいです。食いしん坊なもので。食べたことがないカニだけど美味いに決まっているだろう。しかもねぎもたっぷりと乗せてくれるなんて太っ腹だ。
この日は少し寒かったので温かい汁は染みる。しかもそれがカニの出汁がこれでもかときいている旨みたっぷりの鉄砲汁だぞ。渋い声で唸るのも仕方がないのです。これ、白米がそばにあったら危なかった。お行儀悪く、汁を白米にかけてかっこむところだった。
もう一度食べたいなあ、花咲ガニの鉄砲汁。現地に行くしかないのだろうか、うぬぬ。無傷のゴールド免許でどこまでいけるだろう。でもあの旨みたっぷりのカニを味わいたい。こうやって考えている間にも、また口の中に涎が溜まるのだ。