定時で仕事を切り上げ、行ってみた。もろ、甲斐みのりさんの影響を受けている。甲斐さんが行っていたのは、以前の建物の方だと思うけど。
会社から歩いて15分ほどで、目的地にはたどり着いた。途中コンビニに寄って、R-1を飲み干す。乳製品を飲むと、胃に幕が張られて酔いづらいとか聞いたことあるし。そんなに飲む予定は全くないけれど。
店内は8割程度の埋まり具合といった様子。カウンターに通され、QRコードを渡された。以前のお店を本で読んだあとだから、やたらハイテクに感じる。
日本酒のメニューも好きな感じ。サワーを挟んでからにしようかと思ったけど、やめて最初から「角右衛門」という日本酒を頼んだ。あとは、鰯の海苔巻き、ナス味噌、ホタルイカの酢味噌がけを注文。
わたしは油を吸ったナスが大好きだ。昔からのメニューらしく、昔を知らないので懐かしさは感じないものの、安定のおいしさだった。
鰯の海苔巻きは、おすすめともあって何人か頼んでいたようだった。海苔巻きと言われるとお米と具を想像するけれど、こちらは半分を薬味、半分を鰯というザ・ツマミ。海苔がちぎれると薬味が散らばるのでやや食べるのが難しかったけど、さっぱりで重くなくとても美味しかった。
この辺りで日本酒の「喜楽長」を追加で注文し、あわせてお水もいただいた。日本酒を平和に美味しく飲むのには、同じ量は水を飲むのが個人的には一番手っ取り早い。
最後の料理、ホタルイカもわたしの好物。一緒に菜の花とたけのこが入っていて、酢味噌と合わせて春の味覚をいただいた。
ちなみに、飲みのお供は益田ミリさんのエッセイと、周り人の話を聞くこと。
今日はたまたま仲良しの同僚キムラさんに飲んでいることを報告したところ、すぐ連絡を返してくれたため、しばし遠隔でお喋りをした。キムラさんの子どもが生まれたら、遊びに来てと言ってくれて、勝手に子どもと友達になる妄想を先走り、勝手に嬉しくなったりなどした。
ちょうど良いお腹とほんのりの酔い具合で、店を後にする。3000円でお腹も心も満たされた1人飲み。まだまだ攻略していないメニューがたくさんあるので、またいそいそと通おうと思う。