みんなでやろう、マーダーミステリー

チハヤ
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ゴールデンウィーク最終日は、高校の吹奏楽部のメンバー5人が、「マーダーミステリーやろう」というわたしの言葉で集まってくれた。

マーダーミステリーとは、プレイヤーそれぞれが一つの物語の登場人物となり、話し合いながら謎を解き、事件の真相を突き止めたり、各個人の目的を達成していき、一つの物語を作り上げるというゲームである。形態はいろいろあるようだが、わたしがやる時はもっぱらボードゲームのものだ。

5人のメンバーのうちのひとり、ごんどーの家の最寄駅でみんなで買い出しをして、家に向かった。駅で集まった時には延々としゃべっているのに、お昼を食べ始めると黙々と食べているあたりが私たちらしい。

食事の後は、マダミスを始める前に少し別のボードゲームをやったりした。「インサイダーゲーム」という人狼のようなゲームで、なかなかこれも盛り上がる。

ひと段落していざマダミスを始めた。今回やったのは「ウェンディー大人になって」という題名のもの。ゲームのルールから探り探りだし、設定書の読みこみだけで一苦労だったが、進めるうちにみんなどんどんのめり込み、ひとつ謎が解けたときは鳥肌がたったり、終わった時には解ききれなかった部分に悔しがったりと、存分に楽しんだ。

終わってからも、先ほどのボードゲームや、「コヨーテ」というゲームをやり、6時間以上遊んだと思う。

7時過ぎにお暇して、次の日からの会社を憂いながらも、充実した時間をみんなで噛み締めながら駅まで歩いた。

休みが終わってしまったらやはり憂鬱だが、最終日の過ごし方としては大正解の1日だった。