悲しい

chihiro789
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最近自分が冷たい人間になってきたと感じています。

昔は人に寄り添い、話を聞いてあげられる少々HSP気質のある子供でした。

しかし、それと同時に真面目な自分は面白くなく、損をする機会が多いとも感じており、いわゆるテキトーな人が羨ましくありました。

そこで大学進学を機に自分を変えようと思い、自分のしたいことをし、自分がどう感じるかで行動を選ぶようにしました。

これが大成功!途端に生活が楽しくなり、これからの人生でどんなことがあっても私はなんとかできる人間であると自信を持つことができました。

ただ段々と周りの友達に私の発言に棘があるということを言われ始めました。

私は変わりました。元々判断力がある方ではあったのですが、自分優先ができるようになってから自分にとって都合のいい選択肢を瞬時に選べるようになりました。それと同時に周りの子が同じ相談を何度も何度もし、結果決まらないか事勿れな選択肢を選ぶのが理解できず、それをそのまま口に出すようになりました。本当に疑問なんです。私は容姿や声が穏やかに見えることから、私の棘な発言がウケ出しました。「無意識の毒舌吐きだよね」と笑われます。

これらは全部注意ではないんです。周りの人は皆優しい部分を持ち合わせている人たちで、棘を出すと笑ってくれるんです。

だけど、その人たちの中に私のような人はいません。私は皆から優しさを受け取り、受け取っておきながら不満な部分を包み隠すことができません。

気をつけても、気をつけても、いつか出ます。疲れていたり、余裕がなかったりするとき、その人に不満を抱くことをやめられない。それが悪いこととも思っていないんです。人間だからしょうがないことです。

私が悲しいのは、冷たい人間になってしまったということです。自分に不都合なことが起こったら、嫌と感じる心に育ってしまった。

もうあの頃の自分に戻れないことが悲しいです。もし戻ることができると言われても、選ばないだろうことが悲しいです。

行動だけ変えられても、根は真面目から変えられない。人は傷つけたくない。自分の気持ちに我慢もできない。どうせ、明日になったらこれらの悩みも吹っ切ることができてしまう。私は最高に自分を大切にできます。自分のために他人に毒を吐く。

今は学生ですが、将来お局様やパワハラ上司になってしまうのかも。流石にそれは避けたいですね。

見てくれてありがとう。テキトーになれなかった冷たい人間より。