「ただ楽しいから」カンファレンスに参加している

chihiroxx
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を読みました。主張がよくまとまっていて素晴らしい記事だなと思います。

一方で、自分は「ただ楽しいから」カンファレンスや勉強会に参加している勢です。せっかくなので、深堀りをしようかなと思います。

先に断っておくと論争したいとか喧嘩したいとかそういう話ではありません。「世の中には変人・・・もとい色々な人がいるんだなぁ」ということを伝えられたらいいなというぐらいです。


僕はコロナ禍前からわりとどっぷりコミュニティに浸かっている人間です。色々なカンファレンスや勉強会に参加しています。東京に住んでますがGo Conference mini 2023 Winter IN KYOTOに行ったり、sendai.goに行ったりと遠征もします。また、運営側に参加することも多く、PHP ConferencePHP勉強会@東京の運営のお手伝いもしています。今年に入ってからもすでに3つのカンファレンスの運営のお手伝いをしていたり、新しく勉強会を立ち上げたりしています。

なぜこんなにどっぷりとコミュニティに浸かっているのでしょうか?答えはタイトルで出落ちしているとおり、「ただ楽しいから」です。もちろん成長に繋がることもあったりしますがそれは副作用でしかありません。

例えばカンファレンスに参加するとしましょう。

僕はなるべくオープニングに間に合うように行きます。そのほうが楽しいと思うからです。オープニングが始まる前の参加者のみんなの眠たさとやる気が混じってる感じいいですよね。スポンサーさんがスポンサーブースの設営を頑張っているのを見るのも好きです。久しぶりに会った人たちと「あ、どうもどうも」とぎこちなく挨拶し合うのが楽しいわけです。そしてオープニングの時のワクワク感もたまらないですよね。

セッションをききにいくとしましょう。当然「楽しそうな」セッションをききにいきます。セッションの何が楽しいかを考えると、知ることが楽しいんですよね。自分の知らなかった知識、出会ったことのない考え方に触れることが楽しいわけです。役に立つかなんて二の次です。

逆に登壇をするとしましょう。なぜ登壇ってするんでしょうね。様々あると思いますが、僕は楽しいから登壇します。(あとはその後の懇親会をより楽しむための布石だったりもします。)視聴者からフィードバックをもらえると嬉しいですし、Ask The Speaker で議論に発展するのも楽しいですよね。

スポンサーブースに行くとしましょう。スポンサーブース、めちゃくちゃ楽しいですよね。スポンサーさんが催し物をやってると純粋にそれも楽しいですし、世の中には自分の知らないサービスがあるんだなって知ることが楽しいですよね。また、チラシひとつとってもサービスの売り込み方や強調の仕方が様々でとても刺激されます。エンジニアは普段エンジニアリングばっかりやってしまうので、エンジニアリング以外の分野を知るいい機会にもなります。

セッションをきいたり他の人と話してビビビときたら、セッションに参加せずにプログラミングしても良いわけです。それも楽しいですよね。

クロージングもオープニング同様に楽しいし、終わった後の懇親会も楽しいから参加します。よく朝まで飲んでますが、楽しいから朝まで飲んでるわけです。また、そういう懇親会ではたいてい濃い話に発展するので、それが楽しいというところもあります。

ちなみに一般参加ではなく運営のお手伝いをするともっと楽しめますよ。一般参加はイベント当日しか楽しめませんが、運営はもっと前から楽しめますからね。まじでオススメです。


こんなに楽しいカンファレンスです。行って損なんてないわけです。地方遠征で旅費を出したってお釣りがきます。

もちろん、成長をしにカンファレンスに行く人や勉強をしにカンファレンスに行く人に比べると、身につく量やキャリアに差が生まれるかもしれません。(生まれないかもしれません。)でもそれってどうでもいいですよね、それは目的じゃないから。僕はそいつらよりも120%楽しんでる自信がある。楽しむことにこそ意味があるわけです。

・・・という自分語りでした。成長したい人は成長すればいいし、楽しみたい人は楽しめばいいし、技術広報したい人は技術広報すればいいし、人とコミュニケーション取りたい人は人とコミュニケーションとればいいと思います。