長男がインフルにかかったと思ったら、あれよあれよと子どもたちが全員体調を崩した。ちょうど仕事がひと段落つきそうなタイミングだったので、そこまで焦らなくてよかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。仕事は残ってるけれど。まだ渦中だが、一旦落ち着いたので備忘録。
2月はまあまあしんどかった。仕事量云々よりも、新しい仕事に勢いだけで突き進んだ結果案の定歪が産まれてしまい、その後始末が私に降りかかってきてしまった。自分で蒔いた種なので、誰も責められない。
自分で言っちゃうと、私は部下としてはなかなか重宝される人材だと思う。が、マネジメント側だとどうだろう。自分だけなら「こう動けば相手は喜んでくれる」を積み重ねればおのずと上流層から喜ばれる。行動のコントロール権が自分にあるからやりやすい。けれどディレクションの場合そうじゃない。人が書くから単純にコントロールしにくいなか、記事クオリティを担保しながら管理・納品しなくてはならない。もちろん記事数が増えるだけクオリティにもばらつきも出てくるので、時には自力でクオリティを向上させていく必要がある。
2月は沢山失敗した。そのうちの1つは「ライターにとって書きやすい環境を作りたい」と思っていたけれど、それが完全に裏目に出てしまったこと。このことを経営者の父に話したら「そうそう、例えば何の理由も無く給料を上げたりすると人って甘えが出ちゃうんだよ。だから給料を上げるならそれなりのロジックが必要」と言われ、え~~~給料高い方がモチベ上がるんじゃないの?と思っていたので少し残念だった。ことはそう単純では無いらしい。
そういえば、DeNA出身の友人に「南場智子さんって何がそんなに凄いの?」と訊いたら「彼女は太陽みたいな人で、彼女がいるなら頑張ろうと思える」といっていて、度肝を抜かれた(※南場さんはDeNAの創業者)。しかも給料はそんなに高くなかったらしい。ってことはだ、給料とか福利厚生とかはそこまでモチベーションや仕事のクオリティには影響しないのかもしれない。
もちろん給料は高い方がいいし、優秀な人ほど報酬の良い方に流れていく傾向にはあるし、「人を安く使ってやるぅ」なんて好きじゃないけれど、損益計算書のなかの人件費を使ってもなおプラスにした方がいいことを考えると「誰かだけが甘い蜜を吸う」では意味がない。三方よしって言葉は便利だ。
とりあえず私は人に仕事を割り振ることやプロジェクトマネジメントが下手だってことが分かった。なんなら三方よしどころか「三方全部ダメ」にする危険性すらある。ということで今ある仕事だけは終わらせて、3月は一旦休んでインプットの月にしたい。