手の爪のネイルを塗るのが苦手で。塗るというのは、自分で塗るんじゃなくて、爪になにか塗ってある状態が苦手。なんだか、重い気がして。人のネイルを見るのは好き。ただ、足の爪を塗るのは大丈夫。むしろ、塗ってあるのがすき。なんでだろう。
ペディキュアはずっと赤にするって決めてる。元気が出るから。強い気がするし。この前、毎週通っているピラティスの教室に行ったら、たまたまわたしだけが予約してたみたいでマンツーマンでできた。いつもは4人くらいいるのに。そのとき、先生が丁寧に教えてくれて嬉しかったのだけれど、わたしはペディキュアがはげているのが気になって少しだけ恥ずかしかった。とればいいのに、忙しくてそのままにしてたの。ピラティスが終わった後、そろそろ取らないと思って、とった。久々になにも塗ってない爪だった。友人と身内のお通夜と告別式を終えて、またペディキュアを塗った。もちろん、赤色。友人のお通夜に出てる時、ふと思い出した。彼と会ったのは、15年前の今の季節だった。友人主催のお花見に参加したら彼がいた。そのとき、わたしは真っ赤なワンピースを着てて「似合うね」って言ってくれたことを。華やかでお花見に合うね、と。彼はそのときわたしと一緒に来た友人と結婚をした。あれから何年も経ったけれど彼女たちの結婚式が1番好きだ。
礼服で彼女たちとよく行く町中華に行った。この15年で起きたことがずっと続くと思っていたのにね。