鬱トロン

呼吸
·

さっき、自分の 心臓が動いていることに気づいた。いつぶりのことか、気づいた瞬間どうしようもなくそわそわした。抑えられない。たぶん抑えたら死ぬ。なんだろういま恋をしているみたいだ、恋をしている間しか生を実感できないのか私は。馬鹿か。落ち着け。

話がそれた。社会人でも通える絵の学校を探し続けて2週間、ようやくここだ、という場所を見つけた。通わない選択肢はない。久しぶりに純粋な気持ちの昂りを得て目に映る景色が一段明るくなった。しかし直後例の人のツイートが目に入りまた急に頭にもやがかかった。ミュートしたくてもできない。なぜだろう。自傷行為でしかないのに。

とにかく気を逸らしたくて、自分でも手っ取り早くできそうなことになんでもかんでも手を出すが、いざ向き合うとなんでも難しい。アイデアの原石を生んで磨き続けて、作品がまともな形になるまで時間がかかる。脳に靄がかかりつつもひたすら穂村弘の歌集を読んでいる、敗北感で空が青い。抜けるような青さ、清々しい敗北感、心の中の私は大の字に手足を投げ出して寝っ転がっている。緑の原っぱの上。4月の爽やかな風。ここではないどこか遠いところ、誰かがユートピアと名付けた場所。

自分がどんなに上出来だと思った作品でも、他人に伝わらなければなんの意味もない。それは短歌に限らず絵でも音楽でも同じ、作るからには人の心を揺さぶりたい、文に臨場感を出すために 嫌だけどまたアニメ見ようかな、本当に嫌だな、嫌なのになんでこんな人のこと好きでい続けているのか、ちょっとやめてみたらいいのではないか。そしたらミュートもできるから。してみるかお試しで一週間、だめなら死ねばいい、流石に限界でしょうこれ以上は

@chinchan
世界で一番愛に近い呪詛