またいつものように深夜から明け方にかけて行き場のない怒りに支配され全身を掻き毟りながら苦しんでいた。窓の向こうがうっすら明るくなる午前5時過ぎに友達からラインのメッセージが届く。なんてことはない一言に、添えられた夢女川柳、大喜利のような。どうせ眠れないし目を通す。その瞬間、急に今まで滞在していた永遠のように長い長い夢から突き放されて強制的に起床することになった。状況はひっくり返ったのになぜか一切の戸惑いがない。なんだったんだ。タイミングってやっぱりあるんだな。今なんだろうな。今じゃなきゃいけなかった。言い聞かせる。言い聞かせるしかないから。何一つ自分ではコントロールできない、運命をただ受け入れるしかない。目覚めた状態でやっていけばいい。これまでのように。フィールドが違うだけ。大丈夫だ。だってワクワクしてる。友達、ありかとう。