深夜にインスタ(きもちわるいほう)を更新していた
いつものように無感情に画像を選び、並べて、自分だけのごく個人的な小規模魔法陣を完成させる(ひとりの親友のみがそれを見ることを許されており、しかし私は彼が気の毒でならない、だってきもちわるいから)
そうしているうちにふと思った
ああなんか皮肉だなぁと
どうせいつか急に飽きるのだろうとガチガチに身構えているときほど長く浅く飽きずにズルズルやってしまうのかもしれない…今年このまま真っすぐ歩けばこの黒魔術の一人サバトももう3年目を迎える
聞こえの悪い言葉で表すと不完全燃焼というか、いまの私は所々が暗い赤色に燻る木炭で、煙も吐かずにミニサイズの七輪の中でじっと身を潜めている状態なのです
3年前に思いを馳せる、(年を取ったのかそれほど遠くも感じないが…)学生時代は興味の対象が月ごとに変わっていたりもしていて、まるで台風の目のような激しい生活をしていた
その時好きになったものごとを、全力で愛して、全力で飽きていた
ずっと好き、一生これを好きでいたい、永遠に愛してる!とかアツいことやってると、ある日落とし穴に吸い込まれて突然そこから消えるかのごとく頭の中からスンと熱が失せたりするのに(気持ちをしっかり発散してただ燃え尽きただけかもしれないけど)中高生の頃はいつでも本当にそればかりで、お小遣いをはたいて狂ったように集めたグッズとか大量の描きかけのイラストたちの数々を、そうやって前触れなく熱が消えるたびに己の薄情さを嘆きつつ処分していたりした、でも次の日には新しいダーリンのことで頭が一杯で昨日捨てた愛の残骸のことなんてもう忘れてるから本当に薄情…
そんなことを繰り返すうちに あっという間に三十路、ここに来て漸く なんだ、愛って一過性の幻覚に過ぎないのかとしょぼけた諦観に浸るようになり、常時賢者モードというか、低空飛行でうじうじ毒を吐きながら何ごとにもあまり深くハマらないように斜に構えるようになってきたのに
ちょっとでもアンテナに引っかかりそうなものを見つけると瞬時に避ける逆張り魂を燃やしていたのに
構えた瞬間これか…
山岡さんの人生はカスや…
単なる老化による体力不足かもしれない、失敗を繰り返した故に臆病になって身につけたある種のリスクヘッジかもしれない、怠惰な省エネかもしれない、いつかよりちょっとだけ落ち着いて賢くなった自分がそこにいるようにも感じられるけど
それにしても逆張りは本当に良くないなと思う、したところで何も良いことが起きない、振り返れば人生の浪費でしかない、前を見て生きろ
はっきりと「よし逆張りしよう!」などと思ったこと自体はないけど、昔から根が捻くれているので行動の大体が逆張りと化していたように思う、流行ってるものを頑なに避けたりとか、いま思うと勿体なさすぎ
今年はどんなことにも順張りで向かいたい、無意識にしていることだろうから当然最初は難しいだろうけど、自力で悪癖を治すには、それに気づいた時に地道な修正を繰り返していくしか方法は無いような気がする、仕方ない
前向きに順張りでやっていきます、コッカラッス
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今日も自分の書いた夢小説に感動しすぎて引くほど泣き&抜きました、もはや燃やしまくって葬るのも上等なので永遠というワードを馬鹿みたいに多用しました、胃腸炎はまだ治るまでに時間かかりそうです、1年の大半が胃腸炎、私の寿命って短そう、おじさんお誕生日おめでとう、今日は本当にごめん、またね