2025/11/09

ちとせとか
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公開:2025/11/10

4カ月ぶりに美容院行った。めちゃくちゃのびるのが早くて、気づけば胸下くらいまで至るようになっていたし、顔周りの髪の扱いに困ってきていたし、前回切った時に担当の美容師さんがパーマもいいかも〜と言っていたのでデジパも込みで。図書館で目についたので借りたはいいもの、全然読み進められていなかった永井玲衣の『世界の適切な保存』を引っさげて電車に乗る。

本質的に、分かり合うことはできず、それでも何かが伝わった/伝わってしまったことを感じて生きている。時に思い違いをしながら。

髪を切られながら読み進めていくと、ちょうど美容院についての記述があり、面白くて仕方なくなった。でも美容師も急にこんなことをふられてもさすがに困るだろうと共有するのは思いとどまる。

とりわけ、美容師さんに問われるという状況は興味深いように感じる。

なぜなら、あれほどまでに決定的に自分がどうしたいのかについて主張しなければならない場はあまりないからだ。単にアイデアを求められているわけではない。自分がどのような自分でありたいのか、どのような仕方で他者にまなざされたいのか、そのことを宣言する時間でもある。

これが社会や何かの面接であればまだ話はわかる。しかし生活の中で、しかも鏡の前で自分自身の姿と対峙しながら、純粋に自分がどうしたいのかを問われることはほとんどないのだ。

‘哲学モメント’

『世界の適切な保存』永井玲衣 P107-108

ちなみにパーマのかけ方も長さも全部お任せでお願いした。はちゃめちゃに可愛く仕上げてもらった。

自慢したくてあげた後ろ姿をブルスカで褒めてもらえてさらに満足。

IKEAでいい感じのメラミントレーを買った。

せっかく都心にでるのだからと、高島屋の地下にいく。諸国漫遊みたいな感じの銘菓エリアがこの前リニューアルして、明るく、ひらけた印象になっていた。すやの栗きんとんを買った。

池袋で仕事していた彼女と合流するにはまだはやく、ここでも百貨店廻りをする。なんか、なんか東武池袋に行かないといけない理由があった気がしたんだよなと思いながらも思い出せず、とりあえず歩き回って「雨の詩」の文字で我に返った。これの期間限定出店があるから来たかったんだ!なんだかんだちゃんと行き着くことが出来て天才だと思った。パーマもかわいいし。雨の詩は金沢のショコラトリーで、今年のバレンタインで彼女から4個入りを貰い、お茶や柚子のみずみずしいかおりがチョコレートに押しつぶされずに共存していて美味しかったので、機会があればまた買いたいと思っていた。割れチョコ2つ(金時とさくさくのなにかが入ったやつ)と、8粒のアソートメントを買った。

前日に行った服の検討会で組んだ服のコメントとして「12度を極寒だと思ってる?」といただいた。外界に出なさすぎて体感気温が数字でイメージできない。