ニューロダイバーシティ

ちとせとか
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ニューロダイバーシティについては本当に詳しくないのですが、読み始めた本(ケアする対話)の頭のほうで触れられていた。

ニューロダイバーシティとは「ADHDやSLDなどを疾患・障害として捉えるのではなく、特性として捉えていく概念・社会運動」だという。

そして、人の持つ特性が「障害」と見なされる時とは、社会に存在する障壁にぶつかった時なのだとあった。

特にこの、社会に存在する障壁にぶつかった時に特性が障害となるということに、ニューロンが繋がっていくような感覚を覚えた。DSM-5で明確な診断がおりずとも、社会生活に困難を感じる人がいる。増えている印象すら覚えるほどに。多くの人が生活の中で障壁にぶつかっていると言える。ではその衝撃を作るのは何か。社会だ。社会を作るのは人間だ。つまりは今を生きる人間の許容できなさ、余裕のなさが多くの障壁を作り出し、「健常」の範囲を狭めているのだ。