2024年4月19日〜21日(時系列ばらばら)
TRPのあれこれで金曜日からパートナーはいよいよ忙しそう。土曜は二人でちょっとブースみたけど、人間の多さに疲れてしまった。今年は去年よりも当事者じゃなさそうな人(これも私がジャッジすることではないのだが)が目についた。後々Twitterで調べたら、ロレアルのブースのお土産が豪華だから行くべきとか、お土産目当てに行って帰ってきたとかいろいろなものを見てしまって余計に倦んだ。日曜は余計にそんな感じの人が肉眼でもSNSでも目立ち、最悪の気持ちになった。お前らのお祭りじゃないです♡お前らの家の地下に竹植えてやるからな♡めちゃめちゃになれよ♡
MSDのブースで対応したスタッフ、パートナーが出展側であると明かすやいなや、私を「お友達」と見做したのには時間が経ってから腹がたった。製薬はいいですね、はい。羨ましいですよ。
風船配りに徹していたAZも印象悪い。
基本的に「我々は皆さん理解があります!Allyです!(なお社内に当事者がいるという考えが浮かびません)」って感じ。
かく言う私も(厳密にはLではない/あえて言うならQ?)クィアカルチャーに思ったほど浸ってはないと思っているし、TRPのありがたみやこうしてTRPがあることの偉大さとかはほとんど感じられない。在り方には批判的意見を持っている。でもなくなれとは思っていない。かなり改善が必要なことは言うまでもないほど自明のはずだ。
■陰気なクィアパーティ
参加してきました。お気に入りのエダムチーズと塩のクッキーや、ステファノアンナのクッキーを持ち寄りて配りし女です。結構大所帯でびっくりしたが、楽しかった。安心して話せるというのは良い。
■買い出し
大移動の日。古本屋やら、お菓子屋、パン屋を巡る。しみずやのクリームパンがゆめみたいにおいしい。川上まなみさんの短歌本を買った。パラパラ見ていい感じだったので。
本題。推しと祈り。
好きなストリーマーがいる。アウトプットされるものがほんっっっっっとうに混沌としているのに、会話の端々や思考からきちんとした知識と教育を感じ、その素地の上で世界をめちゃくちゃにしているのだとうかがえるのが大変良い。英語もできるし。ちょっと前からその人のポッドキャストも作業用に流し聞いている。マシュマロに送られてきた内容を読んで答えるというのが基本形式のもので、いろいろな質問がくる。高校デビューするにはどうすればいいかとか、英語できるようになるにはどうすればいいかとか。この人がしっかりしているだけに、選挙や政治、マイノリティに関するマシュマロも結構な件数くる。質問者が明らかに偏った思考をしていたり、間違っていると、事実を述べ、その上で思考の偏りをやんわり指摘したりしている。結構フラットに、「教育系」と自称する信念を持っていろいろなマシュマロを取り上げるので、最近は怖くなってきてしまった。聡明で(マシュマロに答える収録の前に少し調べたりもしながら回答しているらしい)、大好きな推しを信頼している。今まで聴いた中で、彼の回答や発言に私の視点で許容できないことはなかったし、世界情勢もさらいながら話題が出てくることには本当に感心している。でも、いつか間違う時が来るかもしれない。その時、どうなるだろうか。勝手に彼を薄氷の上に乗せて、無事渡れるかと眺めているよう。実況もポッドキャストも、まだ観ていないものや新作を再生する度に祈っている。落ちないでほしい。間違えないでほしい。私を失望させないで。
この気持ちで1首詠んだわけだけど(更新の通知の度に祈る日々 わたしを失望させないでよ)、後から思った。収録前に一応調べ直したりとかしているとのことで、それってつまりその人自身も正しく在ろうとしているんだよな。そしてこの人の正しい姿勢がまた政治や世界情勢、マイノリティに関する質問を呼ぶ。質問は言葉だけでなくまなざしも含む。私のような、「この人なら間違えずにどう答えるのか?」というまなざし。それに正しく応えようとしている。茶化さず、真摯に。このまなざしって、身勝手で監視のような圧力だな。それをかけている一部でもあるんだよな自分、と思う。どうか潰れないで欲しいとも祈る。
まあ、いずれにしたって、政治的じゃないことなんてないんだけど。