ガルパンを観に行った時に見つけたフライヤー。めちゃくちゃ惹かれるものがあった。
17日に公開したので、今日は絶対これ観ると決めてた。
愛犬家は観ないでください。みたいなのがフライヤーの裏にも書いてあった記憶があるけど、まじでその通りすぎてずっと笑ってた。
ざっくりあらすじ:クソ飼い主に捨てられた犬が復讐心に目覚めて、飼い主のチンコ絶対噛みちぎってやるって決める話。こんなん絶対面白いに決まってんだろ。
普段は洋画は字幕で必ず観たい派なんですが、この映画だけは吹替で見るって決めてた。理由は、犬のことが大嫌いなクズ男の吹替を森川智之さんが役られてるからです。最高でした。でもそれ以上に下ネタオンパレードな台詞をずっと森久保祥太郎さんがノンストップで喋り倒してて、めちゃくちゃ最高だった。
犬の糞尿ゲロ下ネタがノンストップオンパレードで少量のグロ要素もあるよ!な映画なので、ここら辺ダメな人は観ない方がいい。私はゲロでちょっとダメージ食らった。
以下、ネタバレ。
どんなにひどい扱いを受けても、飼い主は自分のことを愛してるからこんなことするんだって信じ続ける忠誠心天元突破ドッグ。
車で遠く連れていかれる→とってこいの要領で離される→置いていかれる→でもどんなに遠くに車を走らせてもどんなに遠くにボールを投げても絶対家まで戻ってくる執念やばやばドッグ。飼い主のやってることはクソだが犬もそれなりにやばいヤツ。それを観ている我々に早めに教えといてくれる優しい導入。
捨てられた直後はまだ飼い主の元に帰る気満々の主人公犬。大型犬に詰め寄られてピンチなところをトチ狂ったふりをする森久保犬に助けられ、飼い主はお前のことを捨てたんだと教わる。名前は?→クソ野郎→それは名前じゃない、の至極真っ当な会話のやりとりを犬がしてるシーンに心が痛むね。
森久保犬がまぁまぁヤバいヤツだなって思ってたら、主人公犬が急に覚醒して「ダグ(クソ飼い主)のおチンポ様を噛みちぎってやろうと思う」って言い出して森久保犬までどん引かせるとこ、めちゃ笑った。あとクソ飼い主の性器を「おチンポ様」って呼ぶの、じわじわくる。
主人公犬・森久保犬がめちゃくちゃ下ネタ言うのに対して、つだけん犬が「オティン…」みたいな感じでぼかしてねっとり言うのもじわじわくるよ。あと水浴びシーンでつだけん犬のオティンがぶるんぶるん揺れるとこ好き。まじでどういう気持ちでこの映画作ったんだよって考えさせられるシーンの内の1つ(🐿️の3Pもそう)。
途中寄った遊園地みたいなとこにいたナレーション犬、わりとやべーこと言ってたけど本編になんら関係ないやつなの、こういうのが散りばめられた映画なんだってわかりやすくて好き。伏線なんか一切ねぇよ!!とりあえず笑っとけ!!!って感じでニコニコしちゃう。
で、主人公犬が「みんなでオシッコかけあわない?」って言い出すシーンで、こいつが捨てられた理由、肯定はしないが理解はした…みたいな気持ちになった。ションしたら所有権が生まれると思ってる犬はかわいいが、でもそれを生物にまで適用させようとする思考回路。こいつやべーよマジで。
伏線なんてあるわけねぇだろって思ってたら、キノコでトリップしちゃって今まで出てきたもん全部詰め合わせた風邪引いたときに見る夢みたいなシーンあるのずるいだろ。ぬいぐるみだアハハ!!!ってひとしきり遊んでから目が覚めたら、兎の血肉がわりと原型残った感じで散らばりまくってるの悪夢すぎる。一生覚められねぇよこんなん。食べる為じゃなくマジで遊んでただけなんだなって感じでずたぼろになった兎の胴体と頭をそっと近づけてくっつけようとするつだけん犬のとこ好き。
保護された時に森久保犬が自分の過去を話すシーンとか、主人公犬がクソ飼い主と住んでた家にたどり着いたシーンとかで、後ろの席から鼻をすする音が聞こえたんだが、泣いてんだか普通に鼻すすっただけなのか判断難しくて笑ってしまった。これで泣けるヤツはもう才能だと思うよ。内容だけ見れば泣ける心情のシーンもあるが、それ以外の部分がアウトローすぎて泣く準備なんか出来ねぇわ。
一番大事なとこ、果たして本当にクソ飼い主のチンコを噛みちぎるのか!?のシーン。無駄に壮大なBGMと綺麗に敷かれたおチンポ様へのレッドカーペット、やれ!やれ!やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!と外人4コマのガッツポーズしてるコマみたいな気持ちになった。
その前の、犬を殴り殺そうとしてバット持ち出して家を破壊しまくるクソ飼い主のシーンも心の中で手ぇ叩いて笑いまくったよ。
おチンポ様への猛攻撃が予想以上にがっつりやってて、男の人はあのシーン観てどんな気持ちになるんだろうと思った。
久々に考えながら観なくてもいい映画観て楽しかった。また、たまにはこういう息抜きもしたいなと思いました、まる。