会社の人に教えてもらって気になって先月見に行った映画。しばらく余韻を楽しんでいてまだ人の感想は見てない。今となっては自分の感じたことが全てでもいいかなと思ってる。他の映画だったら、考察が読みたいとか、自分が気づかなかった仕掛けがあったんじゃないかとかそういうのが知りたくて探してしまうけど、この映画はそういうのじゃなかった。
淡々としてるけど起伏はあって、1日として同じ1日はないんだなぁってのをあらためて感じる映画だった。
平日と休日の過ごし方はもはやルーチンになってる。やらされてる感ではなくて、ささやかな喜びは随所にあって、自分の好きなものを大事にしてるところが見てて気持ちよかった。空や木漏れ日、何気ない風景も楽しめるところも豊か。
自分の好きなものを知ってるって地に足ついてて安定感がある。むしろ強さかもしれない。
きっと過去父親と何かあったんだろうなとか、そういう背景を推測させるような描写だけで多く語られることはなく、何かが解決するわけでもなく。でもそれを消化不良に感じずに受け取れた。
不思議な映画だった。
自分の生活を自分のいいなって思えるもので満たして日々をもっと楽しんでいきたくなった。