高校の文化祭のポスターは生徒から募集して投票で決める。
結果、同じクラスの友達のポスターが選ばれ、私のポスターは次点。
友達は泣いて喜び、私もおめでとう!と祝った。
他の友達も集まってわいわいしてたので、そっと離れてトイレで泣いた。
友達の絵は大好き。でも悔しくて悔しくて仕方なかった。
その日は塾に行く予定だったけど、母に電話して「無理かも……」って言ったら何も聞かず休ませてくれたな。
その節はありがとうお母さん。
話が脱線した。(いつも)
ポスター選ばれなかった代わりに入口に置くという看板を描かせてもらうことに。
でっかい看板を一人で毎日居残りして何日もかけて描きあげた。
文化祭当日、雨。
今度こそと気合を入れて描いた看板は、ほぼ人が通らない体育館の裏の通路に置かれたんだよね。
これは運が悪かっただけ。とはいえ絶対もうちょっとマシな場所はあったし、スーパー卑屈マンなので私の絵の価値ってそんなもんなんだな〜とまた泣いた。
いつも泣いてるけど嬉しかったこともある。
経緯は忘れたけど文化祭のパンフレットにサクカみたいなもの(クラスの出し物紹介)を載せてて、それも描かせてもらった。(けっこう描かせてもらってる?笑)
女の子が振り向いてる絵だった。先生がそれを見て「ちゅにさんの絵は色気があってドキッとさせられるよね。ポスターの絵もすごく良かったけどちょっと大人っぽすぎたのかも」と褒めてくれた。(ちなみにポスターは“愛”がテーマだったから寄り添う男女を描いてた)
先生のこの言葉を思い出すと救われる。
私の絵の強みを教えてくれたんだなと。
もちろんどんな絵柄も描けるようになりたいけどね。
ポスターに選ばれなかったのはいまだに悔しい。
私の絵でもポスターになるように、構図、色の選び方、光源と影、デザインを勉強したいんだ。全部じゃん笑
たまに当時のこと思い出して鬱になるけど、この悔しさをバネにすべきなんだ。
出さない同人誌の表紙でも作ってみようかな。
良いのができたら本当に形にしようか。
誰かに気に入ってもらえたら使ってもらうのもいいかもしれない。
いつかそれくらい上手になりたいな。