※ネタバレがあります。
やっと観られた。
公開日周辺は宝塚に歌舞伎にとあちこちしておりいろんな人たちの大絶賛を指を咥えて見てました。
えーと、まず、誰もネタバレしないでくれてありがとう!!!!!!という気持ち。
ラスト数秒の家永、インカラマッ、キロランケの怒涛の登場でめちゃくちゃになった。なんだあれ。次はお前(海賊房太郎のオタク)だと言われたような気分になり、次作(あるだろ・・・)では油断できないなメメントモリ。と思った。
杉元
戦禍の杉元がたくさん描かれていてよかった。原作であまりたくさん描写されていた印象はなくて(多分現在の話の方がうんと長いから相対的にそう感じるんだと思う)、でも、今の杉元の根幹にはあの体験が強く影響している。杉元の信念も優しさも強さも暴力への抵抗感がないこともだいたい戦争の体験があるからだろう。
それを思い出すことができたし、映像としてわたしたちが追体験することで杉元の理解がより深まっているのではないかと思う。
温泉での身体すっげ〜〜〜〜〜〜だったね。
ずっと静かに喋るのもよかった。もっとはしゃいだりかわいこぶったりしているイメージがあるけど、あの進行度だとあんな感じだろうし、それがずっと映画の中の静けさというか雪景色やなんかと相まって良かった。
軍帽かぶってない杉元かわいかったね。
ずっと串通ってて痛い痛いだったね。
髪がぴよぴよしててかわいかったね。
白石
白石、罠に引っかかったときああん♡みたいな声が聞こえた気がして良かった。こ、こいつ・・・・・・・・・・・・!と思った。雪の中をざかざか滑って逃げているのも良かったし、半纏すぽん!も良かったし偶然かと思うような避け方も良かった。ぬったあも良かった。
パンフに刺青出てたけど白石の刺青変わってるんだね。わたしは原作の刺青好きなので、わかる、画面映えとか考証とかわかるんだけど、うー、ま、そこが変わったからといってどうということはないのだが。
リパさん
リパさんかわいかったね。すごく小さいというわけではないはずなのに、カメラアングルうまく変えて撮ってるなと思ったシーンがあった気がする。159くらいあるらしい、たしか、たぶん。
その他諸々
馬車で雪どーーーん!のシーンあるじゃん、ハイアンドローじゃんwwwっつって大喜びしちゃった。あと鶴見が燃える建物の前で部下に囲まれてるところもハイアンドローじゃんwwwっつって一方その頃の湾岸地区を想った。
和泉守兼定があんなに大画面でぬる〜〜〜って映されること、ないよ、兼さん。なあ、聞いてるか?
一緒に行ったアンチオタク人(あんちおたくんちゅ)も大絶賛してました。コスプレ感がない、役者の顔が見えない(キャラに見える、山崎賢人や舘ひろしだということを忘れてたの意)、とめちゃくちゃ褒めてました。観る前に、ボロカス言うかも・・・・と言っていたところこの反応だったのでやった〜〜〜〜という気持ち。
わたしを全国へ連れてって
全体の感想としては、「え、あ、まあ、面白かったねー」という淡白なものになってしまって、それがどうしてなのか考えた。考えましたよ。そしてわかった。
今回の映画は登場人物紹介と物語の方向性を示した「起」だった。特に印象に残るシーンや感情を動かされるシーンはなかったなというのが第一印象。
じゃあわたしにとって「でかい」シーンはどこなのか?というと、リパさんが尾形を射っちゃう、杉リパ再開、井戸、網走・・・かな。これらのシーンは物語が大きく動くしこちらの感情も揺れる、印象に残る場面だと思う。で、それってわたしがこの先を知ってるから相対的にそうなっちゃうわけじゃん、ここからがもっと面白いんだぜゲヘヘ、と「待ち」または「構え」の姿勢になるわけじゃん。
テニスでいうとまだ「校内ランキング戦」なのね。でもわたしは氷帝も立海も知ってる。観たい試合があるし、これからすんげーことが起こることがわかってる。ランキング戦も面白いよ。面白いんだけどわたしはその先のもっとすげーのを知ってるわけ。だからそういう淡白な感想になっちゃうんだな(まあ房太郎もいないし白石の活躍も少ないし)。だから早く全国に連れってってよ久保さん!!!!!!!