コロナ禍で変わった暮らし

cipher
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2019年の冬に中国で発覚し、瞬く間に世界中に拡がったコロナウィルス騒動から数年、やっと以前の暮らしが戻ってきたような感じがしてる。とはいえ、ゼロになったわけでもないし、また未知のウィルスが出てこないとも限らない。幸いにして一度も罹患せず数年をやり過ごせているのだけど、まあ数年間で日々の暮らしはだいぶ変わっちまったよね…という話。

外食する機会がだいぶ減った

とりあえず私、一般の壮年男性と比べるとおそらくすこぶる健康体で、持病の類いが一切なければ老眼でもない(それは関係ない)。子供の頃に腎臓悪くしたから、普段の暮らしでもこれまた人並み以上に気を遣って生きてきたおかげか。病院には長いことお世話になってないのでワクチンの案内なんて来やしない(笑)。

ま、それはそれとして、コロナ禍以前と今とで何が大きく変わったかといえば、おそらく飲みを含む外食の機会が極端に減ったことだと思う。もともと自宅での仕事が多いというのもあるが、それでも週に何度かは打ち合わせで電車に乗って出かけていた。時には仕事仲間とご飯食べたり、帰り道にはひとりで行きつけの店に行ったりしてたのに、である。

「営業時間の短縮なんか知らねえよ」みたいな近所のラーメン屋ですら2020年ぐらいまでは行ってたのに、今ではまったくご無沙汰。店主のそのべらんめえなノリが嫌だとかそういうのではなく、自分も「気をつけてれば、どうでもいいよそんなの」的なスタンスだけど、いちいち周りに気を遣ってマスクを付けて外にいることが面倒くさかったのだろうな、当時の自分。だいたい口数少ないし、ハイテンションでまくし立てることもないから、あまり周囲の迷惑にはならないと思ってる。

まぁ、ひとりで仕事してる手前、自分の身に何かあったら困るであろう人たちが周りにいるので、うっかりもらったりしないように消毒するのはもちろん、人の集まるところは避けたりしながら暮らしてはいたけれど。そういうところでいえば、以前は定期的に頼んでいた宅配ピザも騒動以来一回も注文していない。出先や旅先とかだと飲食店で食べたりするんだけど、日頃の暮らしの中では外食する機会が本当に減った気がする。夜、呑みに行こうなんてまったく思わなくなった。

人に会うのもまあまあ減った

仕事の中身はまったく変わりはしないのだけど、コロナ禍以前は週に1、2回は仕事関係の打ち合わせなどがあって取引先などに出かけていたのがすべてオンラインになった。常日頃満員電車に揺られて通勤してる人たちからすれば「出社がなくなった、わーい」だと思うが、自宅にいがちでたまに外出する機会があった私からすれば貴重な外出機会が失われた(笑)。

外にさえ出れば駅まで歩くし、取引先までも歩く。一回出てしまえばそれなりに身体が動かせるんだけど、これがコンビニ往復ぐらいになると明らかな運動不足だと思えてくる。身体作りや体力維持のためにジムに通うという考えはまるでないタイプだから、それまで通りの生活だとジワジワと太るわけだ。実際数年かけてではあるがマックスで4kgぐらいは太った。

出かけないということは人に直接会う機会も減る。これまではそうやって週に何回かは生身の人間と接する機会があったけど、それがオンラインになってしまえば、日常生活で言葉を交わす人なんて宅配便のお兄さんか、駐車場を借りてるビルの管理人のおじさんぐらいになってしまう。コンビニの店員さんとも一言二言やりとりはするけど別に長話はしないからね(笑)。

最近になってやっと、対面での打ち合わせや飲み会なんかもポツポツありはするけれど、一度オンラインが中心になったものはなかなか元には戻らない。

太らないような生活に変えた

元来そんなにご飯を食べる方ではないとはいえ、さすがに出かける機会が減ってしまえば、そうやって数年かけてジワジワ太ってしまう。それは「どげんかせんといかん」と昨年から家で呑むビールは糖質ゼロ系にしてみた。晩ご飯はいつもちゃんと食べるわけではなく、ビール飲みながら何かをつまむみたいな感じだったものが糖質が減ればそれは以前とは変わるよね。

一昨年から復活させた釣りも何気に役立っていて、立ってるだけのような釣りでも意外とカロリー消費する。さらに夏場は渓流釣りで山の中を歩き回るのも沢登りみたいなもんで全身を使う。日頃さほど歩かない暮らしでも週末になったらそれなり動かすので、以前の外出程度のことはできてるんだろう。私はこれを「釣りダイエット」と命名した(笑)。

糖質ゼロのおかげか釣りのおかげかはわからないが、コロナ禍の数年間で増えた体重はすっかり元に戻った。効果覿面である。

@cipher
こもりまさあき、の中の人