昨年末あたりから著名人の訃報が多い。ある程度の年齢がいっていてばそれはまあ寿命みたいなものだし、形あるものは壊れるし命あるものは死ぬ的なところはあるので冥福を祈る、なのだけども。どうにもまだまだこれからという方の訃報も多く、ましてや言葉は交わしたことがなくとも同じ場にいたとかそういう方もおり。
高円寺時代の人たち
大学で上京してしばらくは高円寺駅を中心に暮らしていた。前半は住所的には中野区だったが最寄り駅は高円寺、後半は高円寺駅の南側に住んでいた。夜中バイトして終わってから飲み屋行ってパチンコ行って学校行って、みたいな毎日だった記憶しかないのだが。
パチンコ屋の開店の列には、先日亡くなった電撃ネットワークの南部さんはじめメンバーもよく並んでいて、言葉こそ交わさないけど同じ時間を過ごしていた。通ってた飲み屋もまた何気に芸能関係者が多く、それこそ亡くなったダチョウ倶楽部の竜ちゃんとかもたまに来てた。
そこで竜ちゃん本人とは口を交わすこともなかったけど、竜ちゃんの奥さんの広川さんには歌を褒められてメロンをご馳走になった記憶がある（まあ、正確には一緒に来てた元プロレスラーの川田さんにご馳走になったようなもんだろうが）。モノマネやってた人に褒められるのは気分も良い（違）。
仕事関係でも
重低音がバクチクする櫻井さんもそうだ。高校生の頃、長崎までライブを見に行った田舎の少年は、大人になって何の因果かBUCK-TICKの仕事をした。正確にはBUCK-TICKではなく、櫻井さんと今井さんが海外のミュージシャンと期間限定のユニットで活動していたときに担当したのだけど。結局本人たちにお目にかかることはなかったけれども、まあ関わり合いがあったことにはなる。
とまぁ、言葉こそ交わしてはないけれど、まったく知らないわけでもない、あの当時同じ時間同じ場所にいた人たちがいなくなったのだなぁ…と思うと、何とも言えない気持ちになる。人の死に対しては割とドライなのではあるが。