おじいわんは他の犬が苦手だ。苦手と言うよりもはや嫌いだ。社会化に失敗したのがおじいわんだ。知らない犬が近くに来るとパニックを起こす。パニックになって身内を噛む。本気で噛むから太腿にぶら下がった事もあった。おじいわんを落ち着けるのはなかなか難しい。散歩も他の犬が居ないところを警戒しながら歩くしかないのだ。
つい最近、ご近所さんが犬を迎えた。フレブルだと思う。その家の長女(小学生)がいつも嬉しそうに家の前で犬と遊んでいるのをここ最近目撃していた。我が家まで来てくれるなよと念じていた。
おじいわんを日向ぼっこさせていた今日、楽しそうな声が近づいてきた。ふと目をやるとフレブルらしき犬と女の子だ。ヤバい。私はまず自分を守るためにおじいわんから離れる。そして女の子の元に行っていつでも説明できるように監視ババアと化して女の子とフレブルをずっと目で追った。途中で女の子が飽きたのかフレブルが飽きたのか分からないが、また家のほうに戻っていったので事なきを得た。いやね、本当にシャレにならんのですよ。おじいわんの場合。おじいわんがパニックを起こしたら噛まれるしか道がないんですよ。とまあここまで社会化に成功させられなかったおじいわんの話を書きましたが、どちゃクソ可愛いです。