映画「COUNT ME IN 魂のリズム」を観てきた。
音楽系のドキュメンタリー映画でよくあるような、いろんな人のインタビューで構成された映画なんだけど、なんかとにかくよかった。まず、出演者が豪華。RHCP のチャド・スミス、QUEEN のロジャー・テイラー、Foo Fighters のテイラー・ホーキンスの他、伝説的な（になるだろう）ドラマーが登場して、ドラマーになったきっかけの憧れのドラマーの話をしている。あと、劇中で登場する曲がなつかしくてよい。ロックが好きな人はみんな知っている曲が登場する（もっと聞きたかった）。
そして、女性のドラマーの、シンディ・ブラックマン・サンタナ、サマンサ・マロニー、エミリー・ドーラン・デイヴィスのインタビューが最高によかった。アートや音楽業界でも女性に対する偏見はある。でも彼女たちがそれを乗り越えてきている様子にとても勇気づけられた。
このドキュメンタリーはドラマー以外の、例えばギタリストでも同じ雰囲気の映画になっただろうかと考えてみると、きっと全く違うものなっただろうなと思う。ドラマーは目立たないポジションではあるけど、バンドの「縁の下の力持ち」な存在だ。そんなドラマーだから、他の人を尊重しつつ自分の夢を語るというバランスのよいインタビューになっているのではないかと思った。
とにかくよかったので、もう一度見たいくらい。期間限定上映で 4/18 までだからちょっと難しいかもしれないけど。