これは生活のためにお金を稼ぐ以上の大きな要因がある。仕事とは、私にとって自己成長と人づき合いと健康維持の重要な手段なのだ。
1.自己成長について
大学4年の時、私は働きたくないと心から思っていた。でも働かないとダメだとも思っていた。希望する職種が明確になかったので、とんとん拍子に進んだバイト先の会社に流れのまま就職した。
(余談だが、母は9時5時の堅実な事務職に勤めてほしかったと怒ったが、だったらそうなるよう斡旋してくれよと心の中で思っていた。)
就職した会社は販売業で、会社というより店舗勤務だった。朝番も遅番もあるし、何より接客をしなくてはならない。人づき合いの苦手な私がよく10年近く勤められたものである。
でもこれは職場の上司・先輩・同期・バイトの方々のおかげである。お客さんとのやり取りも楽しかった。流れで就職したが、ここは私が生きていくのに必要だが1番足りないスキル、コミュニケーション能力を培わせてくれた。
2.人づき合い
仕事を続けて、ふと気づいたことがある。人づき合いって、仕事を通じたらめちゃめちゃクリアになるのでは?
例えば上司に𠮟られたとする。でもそれは私自身を否定しているのではなく、売り上げ達成のためにこういうところが足らないから改善しろと客観的に判断できる。というか与えられた仕事がこなせたら、まず嫌われることはない。すごくわかりやすくて私は良いと実感している。
私は人と関わることは苦手だ。だけど関わらないと多分生きるのに苦労する。そもそも1人じゃ生きられない。そして時代は変化するので対応するためにも、色々な人の情報を得て自己をカスタマイズする必要がある。何よりなんだかんだで楽しい。言っておくが私は人は好きだ。性質上、近く長く接すると疲弊するから苦手なのだ。
3.健康維持
今は事務のパート勤めだが徒歩で通勤している。エクササイズやジム通いが続かないなど、運動するのにハードルが高くなってしまう私は、なるべく家事や仕事で運動せざるをえない状況を作ることにした。
それから仕事はルーティーンが決まっているので、私にとっては調子がいい。休みはもちろん好きだが、自分で今日は何をするか明確に決めないとどうもだらけるのだ。
あとは私の仕事柄もあるが、良い脳トレになる。これを時間内に終わらせる、こうしたらより効率的になるのではと試してみるなど、ある種ゲーム感覚になれてひそかに楽しんでいるところもある。
まとめ
要は、お金もらえるから苦労してもまあいいかと前向きに取り組めるのだ。生来のなまけものでめんどくさがり屋なので、仕事がないと多分まともでいられないだろう。資本主義の世界でよかったと痛感する。
そして、仕事が1番人の役に立つことだと思う。なぜならその対価としてお金がもらえるのだから。自分のペースで、生涯働き続けたい所存である。