最近好きな作家さまの日記が更新された。なるほど。日記というのはひとつのテーマを深く掘り下げていくように書くのか。と、そんなことを考えながら読んでいた。私の日記の書き方変だね笑笑 でも自由帳みたいな感じでいいのかな。
読ませていただいた日記の中で〈名刺代わりの10冊メイカー〉というものをなさっていて、私もやってみよう! とかき集めてみた。私は小説を読まないので(これ執筆する人間としては恥ずかしいことだからあまり言いたくない)やはり大好きな映画で。
私は精神的に追い込まれていく作品がとてもすき。小説でいうと純文学カテゴリーに入るのかな? 他者との関わりの中で露わになっていく人間の愚かさ、醜さが描かれたものに飛びつく気がある。恋愛や友情のカテゴリーよりはサスペンスやホラーで描かれた卑しさがとても好み。その醜い姿こそもっとも人間臭さが感じられるものだと思っている。
またこちらの作品のナレーションをしている声優さんが担当する作品はいつもいいものばかり。予告を観てこちらの声が聞こえてきたら必ず期待値を上げてしまう。この声優さんの名前知りたいな。もちろん、今作『ノクターナル・アニマルズ』も復讐という切り口で人間を浮き彫りにしており、とても好物だった。
フランソワ・オゾン監督の『スイミング・プール』を10選に入れようかと考えたが、深い意味で私の創作に影響を与えたので今回は除外。この話はいつかしたい。
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すこしだけ、エブリスタのスター特典について語りたい。エブリスタに移った理由のひとつにも重なるのだが、すこしだけお話できれば。
『支配』のR18作品をとある媒体に置いていた。そこでは私が許可した人だけが読めれる仕組みにしていた。仲良くさせていただいていた作家さまはTwitterアカウントをフォローしていたら誰でも読めるような仕組みを作っていたが、私はそれがどうにも意味を成していないように思えて仕方がなかった。(これに関しては話したい話題ではないので省く)
私はメッセージボックスに《年齢》《どの作品を読んでいるか》を書き込んでくれた方だけR18作品を読めるようにした。そのとき任意で感想も求めてみた。「R18作品を読みたい方は年齢、読みたい作品のタイトルをお書きください。ひとこと感想をいただけたら嬉しいです」こんな感じ。
有難いことに沢山の方々がメッセージを付け加えて下さった。凄く糧になる言葉ばかりだった。大事にデータとして持っています。
その作業中、とても違和感を持ったことがあった。メッセージを下さる方々とメッセージを下さらない方々、両者が得る報酬が同じだということ。それに少しだけ困惑した。
メッセージを下さった方の中にはびっくりするような長文を書いて下さった方もいらっしゃった。好きで書いている方もいらっしゃると思うけれど、感想を書くというのは本当に難しいことだと私は思っている。なにを書けばよいか、どのように書けばよいか、作者を困らせないか、沢山の配慮が必要だと感じる(読者として私も感想を書いていますので)。そしてそれは時間のかかることだ。感想を書くということは気力と体力、時間をとても使う。
それを知っているからメッセージを送ってくれる方々と送らない方々との報酬が同じということに違和感を持つのだ。
勘違いしてほしくないのは、感想を送らない方々が悪だ! ということを言っているのではないということ。任意だからね。感想を書かないことを悪いとは思っていないし、言ってない。あしからず。ただ、私は感想を送って下さった方々を重点的に見たい。時間と労力を使ってくれた方々になにかお礼をしたい。支えてくれてありがとう、をカタチにしたい。アクションを起こして下さった方々が多くを得てほしい。そんなことを考えます。
スター特典は私のその考えにぴったり重なるサービスだった。スターを投げるという応援をして下さった方がSSを読める。それはとてもいい。スターを投げる理由はSSを読みたいから、それでもいいんです。それは誰がなんと言おうと応援です。
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この流れで書くのはよくないのかな、と感じながら書かせてください。ofuseにて『獣』のSSのパスワードを取得して下さった方々、ありがとうございました。きちんと読めていますでしょうか?
こちらに大々的に書くのはどうだろうか、と悩みましたが、お礼をする場所がなくこちらで失礼します。
こちらが指定しました金額より多くを送って下さった方、ありがとうございました。言葉にできないほど嬉しかったです。いただいた物が、ということではなくて、こいつ(枯)に多くのお金を払ってもいい、というお心がとてもとても嬉しかったです。
私は自分の作品が好きです。ですが、自信はいつまで経ってもついてきません。私の作品がお金を払うという価値と同等になることは私の中ではなくて、でもそれが送って下さった方の中にはあった。これはホントに幸福なことだと思います。
ありがとうございました。大切に使わせていただきます。
誰ひとりとして不快な思いはさせたくないので書きますが、多くを支払わなかった方々が駄目だとは言っていないからね! ホントに! というか、ofuseにてパスワード取得して下さっただけで私は幸せというか、言えていないんだけど、パスワード得てくださった方々、みなさん、ありがとう。
『獣』SSにつきましてはこちらのリンクから。
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そんな感じで今回はおわりにします。あ! そう! 最近ようやく、めい、紺野、桐野の再会シーンが形になって!! とてもドラマチックだから、早くそこに辿り着きたいな、という欲望でいっぱい。
感想レターをありがとうございました。匿名だから誰だかわからないのだけど、記事からしてあの方かな? いつもありがとう。感謝しきれません。
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OSRIN×森田剛
おわり
title〈もしバラならば咲くだろう〉