自分のクリエイティブの源泉は、やはりゲーム制作にある。根っこのほうには「世界を作りたい」という欲求があるのかなあと思っている。
子供時代、自由帳のうえで世界を作っては友人を招いて遊んでいたのだけど、自分がすべてを管理をしないと動かない世界って不確定で不自由だなと感じていた。
そんなときに出会ったのがプログラミングで、これはルールを記述すればそのとおりに動いてくれる。自律する完全な世界が作れるのだ。ゲーム作りに没頭するのは必然だったのかもしれない…といったことを、normalize.fm#056の失われた収録の中で話したのだった。
老後の夢がひとつある。箱庭ゲームを作って、盆栽を愛でるようにメンテし続けること。「あのじいさん、誰もプレイしていないゲームをまだいじってるんだってね…」なんて奇異の目で見られたりなんかしていたら、最高じゃあないですか。(沢田マンションとか大菩薩峠のような、振り返ると狂気…みたいなライフワークに強烈な憧れがある)