ラジオの話

comamoca
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アカウント作ったし、何書こうかなぁ〜って考えてたけど、ふともぐもぐさん(@YumNumm)ツイートを見てラジオの事を書きたくなったので書いてみる。まさか初めての記事がラジオ絡みになるとは…

FMとAMの違い

ラジオにはAMとFMがあることは知られてると思うけど、じゃあ両者は何が違うの?っていうのは意外と知られてないと思う。

端的に言うと周波数帯が違う(当たり前)のだけど、周波数帯が違うことによって色々な差が生まれている。

FMは

  • 波長が短い

  • 強い直進性

  • ステレオ放送

  • 音質が良い(運べる情報量が多い)

という特徴がある。

対してAMは

  • 波長が長い

  • 高い屈折性

  • 音質は良くない(運べる情報量が少ない)

この波長の長さはアンテナに関わってきて、波長が短いFMは1〜2mのアンテナがあれば十分。

AMは数百メートル単位のアンテナが必要になる。町中にクソデカで紅白模様のアンテナがあったりすると思うけど、あれはAMアンテナで送信するにはあれだけの長さのアンテナが必要になる。

アンテナの長さがこれだけ違うので、当然聞こえを良くする方法も違っていて、

FMはアンテナ部分を握ると自分の体そのものがアンテナになるので感度が飛躍的に上がるのに対し、AMは内蔵されているアンテナが水平方向(たまに垂直なものもある)方向を変えると電波を拾いやすくなる。また、改造(バリコンにループアンテナを接続)すると感度が上がったりする。

AMの面白い特性と短波ラジオについて

AMラジオの周波数帯は地球の電離層で反射されるので、電離層が活発になる夜になると聞こえが良くなったり、遠くの基地局の放送が聞こえたりする。

例えば山梨県からニッポン放送だとかラジオ関西の放送が聞けたりする。ただ反射して届くから数百キロメートル離れてる場所のほうが狙いやすい。

この特性は短波ラジオだと顕著で、日本にいながら海外の放送が気軽に聞けたりする。日本の放送局だと、北朝鮮の拉致被害者向けの放送だったり、逆に北朝鮮の日本語放送だったりが聞ける。もちろんそれ以外の海外の放送もある。

じゃあAMはいらない子なのか?

そんなAM/短波ラジオだけど、最新はRadikoあるしFM補完放送もあったりするのでぶっちゃけFMでなんとかなっちゃうのが現実かな…アンテナの維持もコストがかかったりするし。なんて思っている。現に短波放送が全廃されている国もあるし。

じゃあAMはいらない子なのかというとそうでもなくて、山間部でも屈折して届く特性があることから広いエリアをカバーする放送では今後も必要とされると思う。AMは鉱石ラジオ等で電気を使わずに受信できる(災害時とかはかなり貴重なメディアになると思う)のも魅力だったりするので、なんとか存続して欲しいお気持ち。

余談

本来連ツイにする予定だったものを無理やり記事にしてるのと、夜中の3時に書いてるのでゴチャゴチャしてたり誤字ってたりしてるかも…

普段Twitterではこういう話はしないので、評判よかったらまた記事書いて公開してみたいなぁ〜なんて思ってます。では。