ポスト・相互確証飯テロ

comavius
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ここで、とあるSNSに2人以上の参加者がいると仮定する。ここで、各参加者は常に以下の3つの状態のうちどれか1つのみを満たす。

1 通常

2 食前

3 食後

参加者の利得は、状態2で減少飯テロ画像を見ると減少し、状態3で飯テロ画像を投稿する、あるいは1または3で飯テロ画像を見ることで上昇する。

ツイッターで時折見られる飯テロに反対する投稿は、2の参加者が利得の減少を避けるために行っていると考えられる。つまり、全ての参加者が状態3を取っている間に飯テロをしなければ、参加者の利得が負になることはないということだ(相互確証飯テロ)。しかし現実として、相互確証飯テロによる飯テロの抑制はうまく行っていない。ここで私は一つの提案をしたい。

ここで、すべての参加者が常に状態1あるいは3を取ると仮定する。このとき利得の減少は2でしか起こらないため、参加者は可能な限り多くの飯テロ画像を投稿することで利得を最大化できる。この状況はナッシュ均衡であるため、一度成立すれば崩れない。これを飯テロ相互依存論と名付ける。

私たちSNSの住民は不毛な相互確証飯テロを棄てて飯テロ相互依存を深め、参加者の利得を最大化すべきだろう。読者諸賢もデブ活をして空腹を感じる時間をなくすか、あるいは食前にはSNSをやめて来るべき食事について思いを馳せてはいかがだろうか。