明日から、1日いちまい写真を撮ろうと思い立った。きれいなものとか、ちょっといい気分になれるような何かを。あなたのためだけに。
それはなんだかとても素敵な思いつきのような気がして、わたしはあなたがいまどんな気持ちでいるか、どれくらいつらいとか、疲れているとか、なにもわからないから逆にこんなふうにふわっと思えるのだろう。たくさん知っていたら心配でたまらなくてそわそわ泣きたくなってしまうかもしれない。
忙しい、の3文字を打つ隙間もくれないの？なんて思う日もそりゃあ、あるのだ。それはたぶん、「わたしそれくらいはもらえていい存在じゃない？」って思ってるから。だからそれが続くと、傲慢とか勘違いとかなのかなってどんどん自分が小さく小さくなっていくような気がする。自信とか平常心とかがどんどん萎んでいく。
もちろん、わたしだってきちんと解っている。忘れる時もあれば、時間があったとしても気持ちを向けられない時もあるよね。自分がまさに気分次第で大した理由もなくsnsもゲームも開かなくなったり返信しなくなったりする人間なのだから。
気がむく、というのは英語でin the moodというのだけれど、こっちの方がしっくりくる。つまり、わたしに気が向かない、というよりは、そのとき必要なのはわたしの居る/わたしと共有するmoodじゃないということ。あーもう完全に完璧に理解できる。ただただ単純に、わたしの感情の問題なのです。たぶんわたしの中のわがままな子供が拗ねて泣いてるみたいな感じ。
めんどくさい奴。
言葉にすると本当に改めてわたしはなんて面倒なんだろうと思う。でも反面、たった3文字でわたしは何も聞かず静かになるんだから、それを知っていてしないあなたもずいぶん面倒臭がりだなとも思う。
3文字のテンプレートを用意しておけたらいいのにね。連絡がきたら、ワンタップで返せるの。「忙しい」「疲れた」「余裕無」「ねむい」とかから選んで。笑
だけど色んな方面に応対しなきゃいけないときって、たった3文字でもちりつもで負担になること、よーく知っている。わたしはあなたのお昼寝とか、映画とか、温泉とか、真夏の海とか、寒い朝のコーヒーとか、地域猫とか、そういうものになりたいのであって、負担になりたいわけじゃない。
だからね、何も返さなくてすむように、写真を撮るよ。わたしのちいさな幸せとか、たのしいとかおいしいとかかわいいとか、そういうのを。それがすこしでも息をつくきっかけになりますようにって願いながら。