恋をすると写真が増える

彗星💫
·

今年は銀杏並木が綺麗でも写真をおくる相手はもういないのだな、と思ったらすこし寂しくなった。

知り合ったばかりの男の子からおいしそうなご飯の写真が送られてきて、配達まだー?と返信したら「一緒に作ろ!」「家じゃなくてレンタルスペースでも。空いてる日ありませんか」って聞かれて、おぉぉ…手慣れている…と妙に関心してしまった。今は恋はいらなくて、だからふたりで会うのもごめんなさい、とお断り。でも興味を失わないでいてくれる感じにちょっと安心してしまったりして、人の心とは難しいなあ。

わたしがずっと欲しかったのは、綺麗なものをみたときにそれを真っ先にシェアする相手なのだと思う。同じ気持ちで綺麗なものを綺麗だと思えるひとが欲しかった。恋をしているからこそ綺麗に見えるものを。きっとあなたとは、そうね、半年前くらいまではできたのかもしれない。not anymore.

半年か。うん。あともう半年くらい待てたと言えば本当は待てた。でもそのプラスの半年で、わたしの自己肯定感はどん底まで落ちるのもわかっていた。わたしだけがあなたを大切にして、恋を寄せ付けずあなただけを見ていても、あなたの気持ちはきっともう元に戻らない予感もあった。

恋を手放して、すこしゆるく人と接することができるようになって、ライトにちょっとモテるくらいが今のわたしにはちょうどいいリハビリかもしれないな。

@comet
彗星の日と、小石の日があります。