いつか息を止めるまで

彗星💫
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彼岸過迄や三四郎を読んだ時ほどの衝撃ってもうないと思っていたけど、煙か土か食い物には圧倒されたなー。阿修羅ガールの冒頭も最高だけど、あれは冒頭が全部持ってくんだ。好き好き大好き超愛してるの方が好み。舞城はほぼ毒物なので気軽に人には勧められないが、わたしはとてもすきです。

読書メーター曰く、だいたい年間100冊くらい読んでいるらしい。登録してから500冊弱。まあ出版されている本に限るからそんなものか。ウェブ上の書き物と漫画と論文なんかを入れたら、ちょうどいい塩梅の活字中毒の出来上がり。スマホって本当に最高!いつでもどこでも文章が読めて、どこまでも潜って何でも調べられる。

"思考の幅は「出会った人の数」×「読書の数」×「移動距離」"というツイートを最近見て、これは真理かもしれないと思った。人との出会いは経験を、読んだ本は知識を、遠くへの旅は情報を齎す。そしてたぶん、このみっつに物凄く偏りがあると、人は死にやすい。芥川も太宰も、漱石のように海外を見ていたり世界の人とチャットでもしていたら死ななかったんじゃないかとすら思う。どれだけ病もうとも。

わたしはきっと、考えたくて人に会うし本を読むし旅に出るんだ。まじめでもくだらなくてもなんでもいい。考えて考えて、人と話して、話しながらまた考えたい。たぶん、考えるわたしに価値を置いて欲しいんだと思う。いるだけでいいとか生きてればいいとかそんなこと自分に思ったこともないし、言われても嬉しくない。わたしにとって生きることは考えることだから。なぜ、わたしなのか。考えるわたし、それを言葉にして遊ぶわたし。それを答えだと言って欲しい。3億の価値なんてなくていいから、さ。

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書いてたら「せんせいのお人形」という漫画を思い出した。これも大好きな本。

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@comet
彗星の日と、小石の日があります。