冬の夜に布団の中でいろいろ夢想するのが好き。
今は雪山にいて、でも私は超暖かい寝袋の中で猫と一緒に寝てるとか、暗い森の中で幌付きの馬車を停めてその荷台で猫と一緒に寝てるとか、外は大雨大嵐だけど私は宿の暖かい布団の中で中で猫と一緒に寝てるとか、ノアの箱舟に猫と一緒に乗せてもらって眼下に大洪水を眺めながら猫と寝てるとか、外では狼が鳴いてるけど以下略とか。
とにかく外は危険だけど私が今いるこの場所はとても安全で守られてる、というのが寝る前の夢想としては一番心が安定していい。
昔はその夢想は一人だったけど猫と寝るようになって必然的に猫も一緒になった。
大津波が来れば一瞬で壊れてしまうとわかっていても、本気で強盗や殺人集団が押し入ろうとすれば防ぎようがないとわかっていても、眠る前は本気でここが安全な場所だと思ってないと悪夢ばかり見てしまうから、これは必要な夢想。