全くポジティブな話ではないが、祖父母宅の片付けを手伝って得た気づきを書き出してみる。
1. 収納の多い家を建てる
「今の家は収納が足りない」普通の人よりもたくさんの収納がないと生活していけないと思っているなら、貴方に必要なのは収納スペースではなく病識
2. 訪問販売やテレビショッピング、外商から物を買う
「特別に安く買えた、得をした」彼らは要らないものを売りつけるプロである。買ってやっぱり使わないなと気づくが、それを処分するのは自らの過ちと無能さを直視することになる。それは耐え難いので、適当な場所に突っ込んで無かったことにする。そしてまた要らないものを売りつけられるの繰り返し
3. タダで貰えるものを必要以上に入手する
「タダで貰えるのを貰わないのは損」カレンダーとか、どう考えても消費する数は高が知れてるが、色々なところで貰おうと思えば沢山手に入ってしまう。当然、使わなかった分は積み上がる
4. 家電などを買ったとき、古いのを捨てずに取っておく
「まだ使えるし、もったいない」空間を浪費することはなぜか考慮しない。特に大型の家電は買い替えならばそのまま業者が古いのを引き取ってくれるが、後から捨てようと思うと結構面倒な上に金も掛かる。
5. ダンボールに雑多なものを突っ込む
「後で整理する」どうやら、特に整理せずにダンボールに突っ込んで適当に積み上げると、中に入っていたもののことは忘れてしまうらしい。
6. (食品等の)空き箱や空き缶をとっておく
「小物を入れるのに使える」100均で売ってるケース類の下位互換なので、とっておいても100円の節約になるだけだ。収納スペースの取得・維持費用を考えたら割に合わない。贈答品で缶入りのクッキーやお茶を贈るのは、ある種の攻撃である。
7. 購入によって快感を得る
「期間限定セール」通常の消費生活は商品を買って、入手して使用・消費して、その効用により幸せになる(または不幸が減る)のだが、買っただけで気持ちよくなってしまう人もいるらしい。使用・消費に関わる時間的制約が取り払われるため、買い物の量がやたらと増える。
8. 旅行に行く
「2泊3日でダンボール1箱」サービスの消費で物が増えるのは意外といえば意外だが、旅先で受け取ったパンフレットや切符の類が思い出グッズとして積み上がる。土産物の置物なんかも馬鹿にならない。旅行用の化粧品の小瓶、ホテルのアメニティ、酔い止め、紫外線グッズ
9. 子供から物を預かる
「実家に送って処理」子供が転勤等の事情で置き切れなくなった物を"一時的に"預かっても、取りに来る日は来ない
10. ゴミ屋敷に住む
「ハサミが見つからない」卵が先か鶏が先か。散らかった家に住んでいると、どこに何があるのか把握しきれない。そのため物が見つからないので新しく買うという消費行動が起きる。老いによる記憶力低下は状況を更に悪化させる。