朝から勉強会。眠い頭を必死に起こしながら文字と向き合い、なにかを言う。なにか核心をついたことを言えたような気がしたけれど、相手の反応からしてそうではなかったようで、他の人がフォローしてくれてやっと良い方向に進んでいった。質問をしたら、もっと文献を読んでくださいというようなことを言われてしまった。相手に伝わるように自分の考えを言葉にしながら、相手のためになることを言うというのは、むずかしい。
昼食と洗濯をしてから、船岡山のオープンパークへ。久々な気がする。知り合いの顔をたくさん見るだけで口角が上がり、声のトーンが高くなるから、そんな自分の声を聞いて、来てよかったなと思う。帰り際、「もう帰るの?」と言われた嬉しさが、心にふんわりと残る。役割がない場にいるのは居心地が悪いと思うことも多いけれど、ただいてほしいと言ってもらえることはなんとありがたいことか。気になっていたラーメン屋さんに後輩さんたちを連れて行く。今度ご飯行きましょう!と言われるのも純粋に嬉しいと思えるようになった。つい先日まではひとに誘われることを嬉しいと思わず、理由をつけて断ることも多かった。
言葉を尽くすことよりも音楽の力のほうが偉大だと、はっきりと感じる。これまでも言葉が好きで、これからも言葉を使って暮らし働いていくのだろうけれど、言語を使わないコミュニケーションのほうがよっぽど気楽で便利でおもしろい。今年はコンサートや演劇にたくさん足を運ぼう。