起きると外からオレンジ色の光が指して、部屋のなかが明るかった。天国に似ていると思った。夢のなかで、わたしは学校にいる。隣の教室を覗くと母親が出てきた。雨が降っているから車で送ってあげると電話をかけてきたすぐそのあとに。仲の良い後輩と会う。彼女はわたしを見るなりぱっと明るい顔をして、プレゼントを渡したいという。わたしがものを受け取るなりすぐに、中庭がきれい!と走り出す。雨が止み、白い光に包まれた中庭を三人で見つめる。きらきらと雨粒が光るテーブルには、3人の白人の男女が座っていた。欧米から視察に来たひとたちだと思う。そこは大学だった。
後輩と別れ、無印良品を通りかかり、買うものがあったと思いだす。そこでもうひとり、別の後輩に会う。彼女は妙に懐っこい。お土産があると言って、6つほどの可愛らしい小さな箱と、作文を渡してくる。彼女にもたれかかられながら、わたしは作文を読む。ひとつは彼女の書いたもの。もうひとつは俳優のドキュメンタリーの文字起こしのようなもの。彼女の作文は最後から読んでしまい、そこには、今後は心理士ではなく色々な困難を抱えたひとと関わる美容師を目指す、とある。最初のページに戻って署名を見ると、彼女は千葉の大学で心理学を学んでいるひとだと思いだす。
もうひとつの原稿用紙を手に取る。ある俳優は演劇の練習において意識レベルを操ることができるという。たとえばあるワークショップでは、まるで意識がないかのように暴れた末に、地面に向かって一直線に倒れることができる。その次の場面では、CGのねこアリ(猫とアリが組み合わさった小さな生き物)に対して、実際には見えていなくても素直に驚くことができる。有村架純のことのようだった。
今日はどうにも眠くて、昼寝をしたら夢をみた。妙に印象にのこる夢だった。